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ブロックダム河川災害復旧平成24年九州北部豪雨による山国川の氾濫特有の渓谷美(青の洞門)平成17年梅雨前線豪雨による地熱帯の土石流災害平成3年台風19号による風倒木被害(大分県パンフより)平成5年風倒木による流木災害矢形処川砂防えん堤・渓流保全工(大分県中津土木事務所)UAS(無人航空機システム)計画を策定しました。このほか、災害関連緊急砂防事業では砂防えん堤20基余りの実績を有しており、特に地熱帯など高温、強酸性土壌、火山性ガス、プロピライトといった厳しい環境条件下における砂防施設計画は当社のノウハウとなっています。土石流危険渓流における砂防えん堤の設計基数は60以上に及びます。砂防分野に関してはハード施策だけでなく、「大分県砂防技術基準」の改訂や土砂災害防止法運用方針の検討業務のほか、砂防基礎調査等のソフト施策にも技術を提供しています。技術の将来ビジョン当社は“UAS(無人航空機システム)”を導入した調査・設計に取り組んでいます。航空写真により3Dデータを取得することで、2D図面の作成はもちろんのこと、緊急を要する災害業務などの地形状況の把握等に活用しています。今後は国土交通省が施行している“CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)”の取り組みを強化し、生産性向上、品質確保、維持管理の面でも貢献したいと考えています。また、近年多発している水害・土砂災害から人命および財産を守るため、行政のエージェントとして引き続き、IT技術を活用した情報共有ソリューションを提供し、警戒避難体制確立の一助となるよう、研究開発に邁進しています。未来に向けて4 4「日進月歩」する技術革新を人の幸せに役立てるためには、建設技術を理解し応用するという技術者本来の資質・器量・感性・見識や創造力をもって、環境・地域・景観等へ総合的に取り組むことが必要と認識しています。そのうえで、地域のリーディングカンパニーとして新技術をいち早く取り入れ、客先の悩みや市民の要望に誠心誠意取り組むことにより、「行政」と「市民」を取り持つ“人と人をつなぐ存在”となる企業を目指しています。(文:総務・営業本部長井河隆浩)Civil Engineering Consultant VOL.269 October 2015053