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ものであった。民族・言語パプアニューギニアは世界で最も文明から取り残された国と言われており、人口700万人に対して、800以上の文化の異なる部族が存在する。これらの部族は厳しい地形によって隔絶され、近年まで数km先の隣の部族に気付かなかったということも多いようだ。そのため部族毎の言語が800以上存在する。しかも、日本の方言のように似通った言語は少なく、単語や文法などの相互の関連性が低い。公用語は英語、ピジン語、ヒリモツ語の3つであり、現地で主に使われているピジン語には英語やドイツ語の他、様々な言語がミックスされている。現地の人々は、我々外国人が喋る英語をほぼ100%理解してくれる。しかし、英語とピジン語をうまく使い分けられない人が多く、ピジン語をさも英語のように話しかけてくる。写真2旧日本軍の輸送船「妙高丸」物流・物価レイで最初に驚いたのは、市内の各所に大型のスーパーマーケットがあり、中には豊富な商品が並んでいる事である。生鮮食品を除く商品の95%ほどがオーストラリアを始めとする海外からの輸入品であり、生鮮食品も半分ほどは輸入品と思われる。スーパーで手に入らないものはないほど物が豊富であるが、それらの価格は日本の概ね1.5倍と高く、物によっては日本の何倍もの価格であり、買うのに躊躇するものが多い。物価は食料品だけでなく、何でも高い。事務用品費、携帯通話料、レンタカー代やホテル代などは目が飛写真3 代表的な動物キノボリカンガルー写真4船での移動中に出会ったイルカCivil Engineering Consultant VOL.272 July 2016049