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河川底土壌の採取厳冬期の山岳地でのボーリング調査河川改修工事に伴う土壌汚染調査法面点検孔内傾斜計による地すべり滑動観測測帯盛土設計でのコーン貫入試験海上でのボーリング調査河川での流量観測測量設計業務でのドローンを用いた空撮新たな課題への取り組み現在、新たに取り組みを強めているのが土壌汚染調査、生態系調査といった環境関連調査です。これらの新たな課題に対しても従来の地質、土質、地下水調査の知識、経験が生きてくると実感しております。現在の技術職員は12名ですが、内、技術士取得者は5名、RCCMは6名、測量士4名、一級土木施工管理技士3名です(重複あり)。新たな課題に取り組むためにも、各種の資格の取得を積極的に行っております。困った問題社員の勤務年数が長いのも我が社の特徴かも知れません。現在、定年は65歳ですが、社員の平均年齢は50歳を超えています。その一方で20代、30代はわずかしかおらず「絶滅危惧種」と言われております。将来にわたる事業継続、技術伝承と言った問題を考えると深刻な状況です。そのような状況ですから、50代、60代でも現場に出ております。机に座って「後進を指導」などということはあり得ないのです。未来に向かって2015年の国勢調査速報値によると日本の総人口は、国勢調査においても初めて減少に転じたとのことです。これに先んじるように北海道では2000年の国勢調査から総人口が減り始めております。同時に都市への人口集中も進み、北海道では人口の上位3市(札幌、旭川、函館)で全道人口の約50%を占めるまでに至っております。これらの傾向は、大きく社会情勢が変わらない限りは続くことでしょう。取り組むべき課題は時代に応じて変化します。新しく生じる課題に対してどのように取り組むべきかと考えたとき、「まず、地球を認識することから始まる」と私たちは考えております。(文:技術本部長関根幸博)Civil Engineering Consultant VOL.272 July 2016055