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特集長崎~文化の重なりがオリジナリティに~グローバル化する国際社会の中で、情報だけでなく人や物の移動も活発になっており、否応なく私たちの日常に異文化が流入してくるものと思われます。そのとき私たちは、どのように異文化と向き合えば良いのでしょう。海外から訪れた人々に、どのように日本文化を受け入れてもらえば良いのでしょう。港町・長崎は1571年にポルトガル船が来航して以来貿易港として発展し、ポルトガル、オランダ、中国、ドイツ、イギリス等の文化や技術が流入した類を見ない都市です。長崎は海外からもたらされた文化を懐深く咀嚼し、独自の祭祀、食、建築等に変換することで、多文化が共生するオリジナリティが醸成された町となっています。一方で、海外から訪れた宣教師をはじめとする人々は、長崎を通して日本文化を学び、一部の人々は海外に日本の魅力を発信する役割も担いました。鎖国下にあり発展途上にあった当時の日本と、現在の日本の状況は当然異なりますが、グローバル化するいま、文化や技術を受容していったプロセスに着目する価値はあるでしょう。個々の国の文化や技術が重層的に折り重なった長崎を、それぞれの国との関係に光をあてることで俯瞰します。1大浦天主堂/塚本敏行2孔子廟/谷口史記3出島(復元模型)/金野拓朗4長崎眼鏡橋/塚本敏行5オランダ坂/塚本敏行6シーボルトの鳴滝塾跡/谷口史記?