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特集2まちづくりや進化する図書館地域コミュニティの中心としての図書館猪谷千香IGAYA Chikaジャーナリスト/文筆家図書館は本を貸し出すだけの施設から、まちづくりの中核や地域コミュニティの場としての期待が高まっている。なぜ社会教育施設である図書館にこのような役割が求められているのか。全国の公共図書館の取り組み事例を紹介し、その背景を探る。県内ワースト1位の図書館から、新たな「市民図書館」へ2016年6月、「市民」を名前に冠する図書館が岡山県に誕生した。「瀬戸内市民図書館もみわ広場」だ。うしまどちょうおくちょうおさふねちょう瀬戸内市は2004年に牛窓町、邑久町、長船町が合併して生まれた自治体で、現在、人口約3万8千人。岡山市の東に隣接するため、ベッドタウンでありながら瀬戸内海に面した自然豊かな地域でもある。もともと合併前の3町のうち、図書館が設置されていたのは旧牛窓町のみで、他は公民館の図書室だけ。写真1 2016年6月にオープンした瀬戸内市民図書館。開館までに市民とのワークショップを重ねた010Civil Engineering Consultant VOL.275 April 2017