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写真4ソンドゥ・ミリウ公共図書館の全景写真5ヘラ婦人会と応援する会(10周年記念)金で、土地を購入して新たに図書館を建設した。(写真4)4図書館の運営2図書館はヘラ婦人会が0運営し、図書館活動に必西暦年要な資金は図書館を応援する会が支援している。図2図書館の蔵書数(写真5)当初図書館の開閉や来館者の登録などを婦人会の会員が交代で行っていたが、2004年の図書館建設後、建物が大きくなったことや蔵書が増えたことから、司書と警備兼雑務員を雇用し、図書館を運営している。2001年に194冊で始まった図書館の蔵書は、2008年には4,800冊に達したが、2009年3月の暴風雨で半減した。その後5,580冊にまで増加している。(図2)図書館は原則平日が9~18時まで、日曜が9~14時まで開館している。入館者は入館記録帳に入出時刻、氏名、所属、利用図書等を記録する(写真6、7)。年間利用者数は開館翌年が11,000人、他の年が5,100~8,200人で、平均6,500人である(図3)。最近5年間の利用者の年齢は、14歳以下の小学生が44%、15歳以上の学生・大人が56%である。来館者数が多いのは学校が休みの8月と12月である。図書館では毎年作文コンテストや図画教室を開催し、子供達の能力開発を支蔵書数(1000冊)1210862009年暴風雨被害2001 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16写真6図書館の本棚と読書する小学生達利用者(1000人/年)1210864202001 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16西暦年図3図書館の利用者数援している。また臨時に折り紙教室、民話本作り、英語綴り方教室、理科実験教室、近隣の小学校での読書教室を開催し、日本文化の紹介や読書文化の啓蒙などに挑戦している。(写真8、9)2016年の15周年記念冊子に、14歳の生徒は「本を読むことでいろいろな社会を知ることが出来るようになった」と、16歳の学生は「休日に宿題を終わらせるのに必要なたくさんの本があり、図書館から多くの利益を得ています」などの感想を寄せている。婦人会は寄付に頼るだけなく、運営費用を自力で稼ぐため、養蜂、養鶏、酪農、コピー、インターネット、携帯写真7図書館で勉強する学生達024Civil Engineering Consultant VOL.275 April 2017