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Project 2 briefプロジェクト紹介いまばりサイクルシティ構想の策定胡内健一KOUCHI Kenichi日本工営株式会社都市・交通計画部課長ゆったりとした島旅を楽しんでいる。■はじめにである。瀬戸内海に浮かぶ芸予諸036Civil Engineering Consultant VOL.275 April 2017我が国の地域再生に向けては、交流人口の増加が重要な着眼点となっている。交流人口とは外部からその地域に訪れる人々のことであり、それにはマーケティングとマネジメントによる観光戦略の展開が必要である。本稿は今治市域の活性化と交流人口の拡大、サイクリストの聖地「瀬戸内しまなみ海道」を核とした独自の自転車新文化の創造を目的とした「サイクルシティ構想」を策定したものである。マーケティングでは、年間10万人の利用者を誇るレンタサイクルにGPSを設置し、自転車観光客の実態調査を行い、約350の利用者のデータを収集した。そのデータを用い島の島々を、風光明媚な瀬戸内海の景観に溶け込む9本の様々な形状やデザインの橋で結んでいる(図1)。自動車だけでなく、自転車や歩いて渡ることができ、国内外から多くのサイクリストが訪れ、自転車で図1しまなみ海道のルート今治市と尾道市による行政間連携や官民連携の取り組みが奏功し、ミシュラン・グリーンガイドや米CNNの世界7大サイクリングロードにも選ばれ「サイクリストの聖地」と呼ばれるようになっている。台レンタサイクル事業開始後、て、来訪サイクリストのセグメント別140,000初の10万台突破行動特性を分析し、ターゲットを意愛媛県120,000広島県識した観光施策の提案を行った。100,000マネジメントでは、計画のコンセ80,00057,117プトおよび目標をよりどころとして、60,00042,22841,12257,01036,62240,000各種施策の実行プログラムや官民36,33530,84233,92924,25721,693 22,52221,01619,62224,08927,110 27,39559,18620,00033,750 39,623連携の推進体制の検討を行った。0 13,000 10,54910,4699,4259,46110,27411,38911,92414,531 15,84417,33624,327平平平平平平平平平平平平平平平平成成成成成成成成成成成成成成成成■しまなみ海道の自転車観光振興11年12年13年14年15年16年17年18年19年20年21年22年23年24年25年26年度度度度度度度度度度度度度度度度瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)は、愛媛県今治市と広島県※H27.1.31時点で10万台突破尾道市を結ぶ全長59.4kmのルート図2しまなみ海道のレンタサイクル利用者数の推移