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Consultant275
優秀賞[撮影者のコメント]「紺碧の空に」神奈川県野村成次(撮影地:神奈川県川崎市)自宅近くの鉄塔に作業の人が登っていた。点検でもしているのかと、地上にいた人に聞けば、鉄塔も送電線も撤去するための準備とか。今年6月中旬のこと。1カ月後には、撤去されてしまった。なくなって、淋しくなった。毎日見ていたものが消えて、その役割に思いをよせていた。御苦労さまでした。講評はじめはこのような地道な点検作業が送電の安全確保に欠かせないことと思っていたが、撮影者によるコメントでは鉄塔と送電線を撤去する準備を行っている様子をとらえたものであるという。しかし、人が土木施設を支える基本であることは間違いない。(宇於﨑審査委員)普段であれば高圧電流が流れる送電線にて命を懸けて働く人たち。まさに男の勇気が青空に輝きます。(知野審査委員)送電線の撤去作業中をとらえた、題名の如く紺碧の空に電線撤去作業をする、その厳しい命がけの仕事が伝わる。しかし紺碧の青空は危険で困難な作業を打ち消し、美しく逞しい作品になっている。(初芝審査委員)送電線・鉄塔の撤去準備の作業とのことである。澄み切った青空の中、命綱をつけた高所作業中の人達がメインである。テーマは土木施設であるが、主役はそれらを建設・運用・管理する人間であることが分かる。(村田審査委員)056Civil Engineering Consultant VOL.275 April 2017