ブックタイトルConsultant275
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Consultant275
優秀賞「七変化を演出」新潟県山田[撮影者のコメント]何の変哲もない防波堤ですが、年間を通じて波の「七変化」を演出してくれます。この日は梅雨明け前で少々波が高いといった特に変わった天候ではありませんでしたが、時折、想像もつかないような波の姿を見せてくれました。天候にかかわらず、いつ見ても何回見ても飽きることがないのは、防波堤をほぼ真横から見られるのも一因です。私たちを守ってくれるだけでなく、自然の不思議さを感じさせてくれる防波堤に感謝しています。勲(撮影地:新潟県新潟市)講評日本海に面する間瀬漁港の堤防をとらえている。高く巻き上がる波からは消波ブロックに激しく打ちつける荒波が想像され、よくぞこの一瞬をとらえたと感心する。撮影者が「七変化」と名付けている、その他の様子も見てみたい。(宇於﨑審査委員)円筒形に立ち昇る波しぶき。激浪から港を守る土木構造物のチームワークが生み出した造形とは驚きました。方円の器に従うはずの海水が、自立して形を成した一瞬です。(知野審査委員)作者は見ていて飽きる事の無い自然の織り成す波の一瞬をとらえており、あたかも海に向かって砂をまいているが如く見え、相当辛抱つよく待たねば、この様な芸術的な波状をとらえるのは至難の見事な作品です。(初芝審査委員)堤防内外の穏やかそうに見える水面。それと対照的に勢いのある水柱が映っている。一見穏やかに見えても、激しい水しぶきを上げる外海のエネルギー。その力を堤防が緩和し、港を守っている。(村田審査委員)Civil Engineering Consultant VOL.275 April 2017057