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Consultant275
特別賞「提灯灯台に見守られ」神奈川県小澤宏(撮影地:神奈川県小田原市)[撮影者のコメント]朝焼けに染まる中、港を出る定置網漁船。見送るように舞うカモメの群れ、そしてそれらを見守る小田原提灯の形をした灯台。感動の光景でした。講評朝焼けの中で出港する漁船と取り巻くような鳥の群れ、写真の中に大いに躍動感が感じられる。小田原港の灯台は小田原提灯の形を模しており、灯台本来の目的のほかに、小田原らしさを感じさせる地域のシンボルともなっている。「暮らしと伝統」愛知県佐藤孝夫(撮影地:愛知県海部郡蟹江町)[撮影者のコメント]みよしばし蟹江川に架かる御葭橋は、日常は地域の人々の生活を支える橋ですが、須成祭の宵祭と朝祭の年2回だけだんじりぶね稼働する橋です。背の高い車楽船は、橋をくぐることはできないため、右岸側の橋半分が跳ね上がる構造です。船舶の往来のために可動する橋は他にもあるかと思いますが、祭りの為だけに建設されたのは、ここだけではないかと思われます。なお、橋の名前「御葭橋」は、祭礼にちなんで付けられました。講評祭りで川面を移動する「車楽船」の高さが半端ではなく、やはりこの跳ね橋を設計するに際し、地域に暮らす人々の伝統文化を重んじる心が、片跳ね橋を見て一目で分かります。Civil Engineering Consultant VOL.275 April 2017059