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特別賞「華咲く旭橋」北海道半田菜摘(撮影地:北海道旭川市)[撮影者のコメント]地元らしい夏の風影を撮影したいと考えた時に、初めに思い浮かんだのが旭川市のシンボルである旭橋でした。北海道遺産にも登録されている旭橋は、市の中心部と北部を結ぶ重要な役割があるとともに、河川敷では「雪まつり」や「花火大会」など旭川を代表するイベント会場として市民に愛され、活気溢れる場でもあります。今回は旭橋と花火大会を撮影しましたが、花火大会のハデさに劣らない、重厚で美しいアーチの旭橋は存在感があり誇らしげに感じました。旭橋の存在は、より一層花火大会を盛り上げてくれました。講評ブレースト・リブ・バランスド・カンチレバー・タイドアーチと呼ばれる歴史的な形式の橋が、お祭りで祝福されているかのようです。華やぐ大輪を背に時代を超えた土木施設が夜空に浮び上りました。「漆黒に浮かぶ」神奈川県岡本芳隆(撮影地:岐阜県高山市)[撮影者のコメント]1979年8月に岐阜県高山市奥飛騨温泉郷の中心に位置する洞谷で大規模な土石流災害が発生し甚大な被害をもたらしました。37年の歳月が過ぎた現在、被害の再発を防ぐために流路工が整備されています。また、数百本の桜の木が植えられ復興の証として桜祭が開催されています。無機質なコンクリートの流路工ですがライトアップされた桜との変わった空間が面白く想い撮影しました。講評階段を滑り降りる水流。土砂の流下を防ぐ施設が重厚な滝となって夜景の中で存在感を出しています。Civil Engineering Consultant VOL.275 April 2017061