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Project 1 briefプロジェクト紹介南相馬市における防災集団移転促進事業について田口俊一TAGUCHI Syunichi株式会社千代田コンサルタント本社事業部総合計画室技師長■はじめにていたが、震災及び原発事故による「警戒区域」に指定され立入禁止と震災復興として、福島県南相馬市避難で、震災直後には半分以下のなり、20~30km圏内の原町区はで実施した「防災集団移転促進事34,501人まで減少した。その後、復「緊急時避難準備区域」、鹿島区は業」について紹介する。当該事業は旧・復興事業の展開により、徐々に30km圏外と扱いの異なる地区区分平成23年7月に国土交通省の復興住民が戻りはじめ、被災から6年をがなされ、合併前と同様に3区が分パターン検討業務において、南相馬経た平成29年3月現在、56,429人、断された状態に陥った。市の復興事業手法の一つとして検26,160世帯まで回復した。しかし、討され、翌年7月27日に「事業計未だ14,000人ほどの市民が避難を■防災集団移転促進事業の経緯画」の大臣同意を得て、本格的に事余儀なくされている。被災から3か月後に実施した「住業着手された。宅再建アンケート」では、75%が移■東日本大震災の被害状況転の意向を示し、集落のコミュニテ■南相馬市の概要東日本大震災の被害状況は、人ィ単位でのまとまりや従前の住まい南相馬市は福島県の浜通り地域的被害として636名が亡くなり、家の近傍への居住を希望した。そのの北東部に位置し、相双地区の歴屋被害は1,635世帯、その内の8割ため、現位置換地を基本とする区画史・文化・経済及び流通の中心地と近い1,264世帯が全壊・大規模半整理事業より早期に住宅再建が可しての役割を担っている。平成18年壊で居住不可能な状態になった。能となる「防災集団移転促進事業」1月1日に、古くから相馬中村藩に属被害面積は40.8km 2で、沿岸部と、離農者や高齢世帯を中心とするする原町市、小高町、鹿島町の1市2の農地・農村集落のほとんどが被生活再建者のための「災害公営住町の新設合併で南相馬市が誕生災した。また、津波の他に原発事故宅整備事業」の2つの復興整備手した。の被害も受けた。法の導入が検討された。震災前の人口は70,000人を超え原発から20km圏内の小高区は平成24年7月、南相馬市が「防国見町南相馬市新地町桑折町伊達市福島市相馬市北塩喜多方市原西村飯舘村会川俣町津南相馬市町猪苗代町大会津坂下町磐梯町玉二本松市湯川村村本宮市葛尾村三三浪江町柳金山町島春津会津若松市町町田村市双葉町町会津美里町大熊町小富岡町川内村野只見町昭和村須賀川市町下郷町天栄村楢葉町鏡石町玉川村平田村広野町矢吹町西郷村泉崎村南会津町石川町中島村浅川町古殿町白河市いわき市檜枝岐村鮫川村棚倉町塙町矢祭町図1位置図写真1被害状況032 Civil Engineering Consultant VOL.276 July 2017郡山市