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Consultant276
平沢川小水力発電所(自社事業)NiX八尾ソーラーパワー(自社事業)建設中の湯谷川小水力発電所(自社事業)浸水シミュレーションB - DASHプロジェクトUAVによる高所橋梁点検の現地実証研究国際会議レジリエントシティサミットでの発表(富山市)国際フォーラムでの発表(マレーシア)水力可能性調査(インドネシア・バリ島)雨予測モデル、3高速流出解析システム)を組み合わせて、既存の雨水対策施設の最大限の機能活用や浸水ハザードマップの作成・配布、住民の自助・共助の十分な時間確保を実現し、浸水被害の縮減効果を実証するものです。また、京都大学との研究では3次元AE(アコースティック・エミッション)トモグラフィを活用した次世代橋梁維持管理システムの開発に取り組んでいます。3次元AEトモグラフィとは、既存のAE技術にトモグラフィ技術をコンバインした京都大学開発の新技術で、目視ではわからないコンクリート内部の劣化を可視化することで、打音による簡易な健全度評価、構造物の維持管理の効率化、富山特有のアルカリ骨材反応などの特殊劣化要因にも対応可能な維持管理システムの構築を目指すものです。アジアの成長を自社の成長につなげるための海外プロジェクトマネジメント事業富山市は、「環境未来都市」普及展開の施策の一つとして、インドネシア・バリ島のタバナン県とプロジェクトに関する協力協定を締結しており、この協定を基本に、水機工業の提案開放型水車の海外展開に関して、「用水路対応型小水力発電システム導入による電力不足解消を目指す案件化調査」として、国際協力機構(JICA)が進める「中小企業海外展開支援事業~案件化調査~」に採択(2015年)され、およそ1年間に及ぶ調査を実施しました。本調査に、当社は外部人材として参画し、調査全体のコーディネイトと小水力発電のコンサルティングを行っています。また海外展開として、インドネシア国においても水力発電所の建設・運営を目指し、建設候補地の基礎調査及び技術性・採算性等の検討を行う為の事業実現可能性調査の実施に着手しています。インドネシア全土的には経済成長は継続し、都市部の発展は進んできているものの、地方との経済格差は拡大し、電力などの基礎的インフラの整備の遅れが顕著となっており、このような状況での地方において、地産地消独立型電源の再生可能エネルギーとしての小水力発電を導入促進するものです。次の地域コンサルタントの形を人口減少社会の中での日本経済再生が求められています。我々はそれを支える地方経済の飛躍を担えるよう、そして発注者の皆様により良いサービスをご提供できるよう、努力する所存です。(文:管理本部マネジメント事業推進室課長芳尾航)Civil Engineering Consultant VOL.276 July 2017051