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写真5浅野町緑地写真6小倉駅写真7西日本展示場写真8商店街また、本地区に300万人の集客を目指し、スタジアムやその周辺エリアにおいて、関係機関や市民団体等と連携し、サッカーなどの試合が開催されていない時でも、多くの市民や近隣地域の方々が楽しめる集客イベントを開催することとしています。具体的な取り組みとして、以下の4つを行いました。1にぎわい施設の整備と回遊性の向上北九州スタジアムをはじめ、スケートボードやストリートダンス等ができる広場として浅野町緑地を、親水性を高め海辺の魅力を感じながら散策できる空間として砂津緑地を整備しました。これらでは、スタジアムや周辺施設と連携した各種イベントやケータリングの場として、スタジアムへ来た多くの来場者が、安全で楽しく快適に滞在するための空間としての利用が可能となりました(写真5)。2滞在時間の延長歩いてみたくなる歩行空間や周辺施設を結ぶ動線上を楽しく回遊できる公共空間を創出し、滞在時間の延長を図るため、既設の照明灯等を活用し、フラッグ広告を掲げたり、既設の歩行者系サインを有効活用し、目的地までの距離や消費カロリーなどを表示しました。3渋滞対策スタジアムは新幹線停車駅であるJR小倉駅から徒歩約7分と全国1番の立地条件であり、かつエコスタジアムとして環境負荷の低減につながるよう、公共交通機関を利用した来場を基本としています。しかし高齢者や子ども連れのファミリー層など、車の利用が必要な方の来場も見込まれることから、周辺の交通環境への影響を最小限に抑えるため、近隣駐車場の配置状況及びイベントや試合時の集散状況を考慮し、渋滞対策として、右折レーンの設置や延伸などを行いました。4都心部の回遊性を高める仕組みスタジアムをはじめ新幹線口エリアを訪れた人が小倉城口エリアの商店街などで飲食や買い物をしたり、多数のイベントに参加できるように、都心部の回遊性を高012Civil Engineering Consultant VOL.277 October 2017