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特集スポーツ?スポーツで「つながる」?3“きずな”を介して、つながる心。視覚障害ランナーと走って、広がった世界星野恭子HOSHINO Kyokoフリーライター視覚障害ランナーを支える伴走者の役割は、目になることだけではない。伴走活動を通して経験した二人をつなげる「絆(きずな)」とは何であろうか。そして私たちが障害者スポーツにできるいろいろな支援を知るとともにまだ知られていないパラスポーツの魅力に迫る。伴走活動との出会い私はフリーランスのライターで、さまざまなテーマについて取材をし、文章にまとめて発信している。10年ほど前から、ライフワークともいえる思いで取り組んでいるテーマがパラスポーツ(障害者スポーツ)だ。ひとくちに「障害」といっても、その内容はさまざま。でも、「スポーツを楽しみたい」という人は少なくない。そして、スポーツに取り組む人なら誰でも多かれ少なかれ、「もっと速く走りたい」「もっと強くなりたい」と思うだろう。それは障害のある「パラアスリート」も同じだ。ただし、障害によって難しい動きや苦手なこともある。だから、努力する、工夫する。そうして、体も心も鍛え、それぞれの目標に立ち向かう。その姿に、私はひかれている。パラスポーツにはまた、アスリートを支える人も多い。縁の下の力持ちから、チームメイトとして共に戦う人までさまざまだが、選手と支える人との間にある信頼関係に根ざした「つながり」にも、私はひかれている。多くの人に知ってもらい、できれば一緒につながってほしい、そんな思いで取材をつづけている。写真1 史上最高の大会と称された、ロンドン2012パラリンピック大会のメイン会場は今、クイーン・エリザベス・オリンピックパークとして市民の憩いの場となっている。陸上競技場(左)は2017年に、2012年以来、最大規模となる国際大会「世界パラ陸上競技選手権」と「I A A F世界陸上競技選手権大会」の舞台となった014Civil Engineering Consultant VOL.277 October 2017