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Consultant278
写真2後楽園駅から地上部とトンネル坑口を望む写真3橋梁を渡り後楽園駅ビルへ入る丸ノ内線写真5聖橋から望む3線写真4茗荷谷の車両基地窪線が建設され、1962(昭和37)年までに全線が開業した。さらに、同線の中野検車区への回送線も兼ねた方南町支線が建設され、同年に全通し、1972(昭和47)年に荻窪線を丸ノ内線に編入して現在の路線網が完成した。車両数も3両から6両編成となり、多くの人々に利用されるようになっている。もともと神田駅で考えられていた銀座線への乗り換えは、赤坂見附駅で実現され、同一ホーム、同一方向で相互に乗り換えが可能となった。東京の都心部を走る丸ノ内線は地下鉄としては珍しく、茗荷谷~後楽園間、御茶ノ水~淡路町間の神田川橋梁、四ツ谷駅付近で地上に現れる。地下鉄でありながら車窓を楽しめることも特徴の一つだ。そのため、御茶ノ水にある聖橋からは、丸ノ内線(神田川橋梁)、JR中央線、JR総武線と3線を同時に写真に収めることができる。後楽園駅ではビルから顔をのぞかせる風景がみられるなど、写真映えする地下鉄でもある。戦後を支えた丸ノ内線は、政治、商業、交通の要となる駅を結び、今後も私達を支えてくれることだろう。<参考資料>1)『開通記念』帝都高速度交通営団1954年2)『東京地下鉄道丸ノ内線建設史』帝都高速度交通営団1960年3)『営団地下鉄五十年史』帝都高速度交通営団1991年4)「メトロアーカイブアルバムホームページ」(https://metroarchive.jp/)<取材協力・資料提供>1)地下鉄博物館(東京地下鉄株式会社)<図・写真提供>図1、2、写真1東京地下鉄株式会社P14上、写真2髙橋真弓写真3山上英之写真4塚本敏行写真5惣慶裕幸Civil Engineering Consultant VOL.278 January 2018017