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Consultant278
事務所の協力により実施しました。その結果、いずれの破砕方法でも試験項目をクリアする中で、ふるい分け試験(粒度範囲)だけが次のような結果となりました。まずは、粒径50mm以下を目標として1回破砕した材料は、図2に示すとおり、砕石(C-40)の粒度範囲を下限側に大きく下回り、次の2回破砕した材料も図3に示すとおり、若干の改善はあったものの、依然として砕石(C-40)の粒度範囲を下限側に下回る結果でした。しかしながら、この結果は、使用した材料が硬いことを意味し、使用に対して不適ではなく、むしろ何らかの方策を講じることで活用可能であったため、次の材料に期待が持てました。その結果、粒径40~20mmと20~0mmの二つの配合比率(4:6と3:7)の材料については、図4に示すとおり、いずれの配合も砕石(C-40)の粒度範囲内に収まり、安山岩は砕石(C-40)相当として使用できることがわかりました。しかし、現場でのこのような粒度組成が可能かどうかが、次の課題として残りました。●現場施工試験材料試験結果に基づき、現場の各種施工条件を把握するために粒径40~20mmと20~0mmを3:7の配合比率で混合した材料(より粒度範囲の中央に近い配合)を用いて、表5に示す条件で現場施工試験を実施しました(写真1)。その結果、現場密度は一部材料の偏りと思われる結果もありましたが、8回転圧及び10回転圧共に現場密度の規定値の93.0%を概ね満足しました。たわみ量も、8回転圧及び10回転圧共に許容値の3.0mmを大きく下回る結果が得られ、特に問題ないと確認できました。100.090.0加80.0積70.0通60.0過50.0率40.0(%30.0)20.010.00.00.01100.090.0加80.0積70.0通60.0過50.0率40.0(%30.0)20.010.00.00.01率40.0(%30.0)20.010.00.00.00.1図2粒度範囲(50mm以下1回破砕)100.090.0加80.0積70.0通60.0過50.00.1図3粒度範囲(50mm以下2回破砕)0.1C-40粒度範囲1.0フルイ目(mm)C-40粒度範囲1.0フルイ目(mm)配合-230:70C-40粒度範囲1.0フルイ目(mm)10.010.010.0配合-140:60100.0100.0100.0図4粒度範囲(40?20mm、20 ? 0mmの配合)044Civil Engineering Consultant VOL.278 January 2018