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Project 3 briefプロジェクト紹介沖端川大橋(渡河部)の設計と風洞試験による耐風対策浦憲治URA Kenji株式会社建設技術センター技術統括部長岩橋直生IWAHASHI Naoki株式会社建設技術センター技術部課長佐伯駿介SAEKI Shunsuke株式会社建設技術センター技術部主任■はじめに福岡県柳川市の海岸地域は、有明海を埋めた干拓地という土地特性をもっている。市外への交通流出入は大川や佐賀方面を基本とした西方向への動きが非常に多く、全自動車交通量の40%近くを占める。動脈となる幹線道路は主要地方道大牟田川副線であるが、車のすれ違いが不可能な箇所もある。農漁業の野菜集荷場や海苔団地がこの地域の東側におきのはたがわあるが、沖端川により分断され西側の昭代地区からの搬出入は困難となっている(図1、2)。大牟田川副線バイパスが整備され、新たに沖端川大橋を設置すれば、柳川市有明海岸地域の大川や佐賀方面への基幹交通ネットワークが形成され、海岸地域の住民生活の利便性、基幹産業である農漁業の発展、更には命に直結する緊急医療施設への早期搬送等にも大いに役立つ。■橋梁形式の選定橋梁形式の選定は、まず河川・航路(浚渫船、漁船)・幾何条件などから決定されたルートを基本に、河川方向やその前後等で位置を変えたルート数案を抽出し、架橋位置の最適性を評価した。この結果、河川内(航路幅確保)の最大支間長表1沖端川大橋の橋梁諸元橋梁形式3径間連続鋼床版箱桁橋橋長360.0m支間長95.0m+170.0m+95.0m幅員9.5m平面線形直線縦断勾配5.0%下部形式張出し式橋脚場所打ち杭φ1500(陸上部)基礎形式鋼管矢板井筒基礎(河川内)設計荷重B活荷重架橋位置図1架橋位置図図2架橋位置別の距離と所要時間図046Civil Engineering Consultant VOL.278 January 2018