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図3 沖端川大橋(渡河部)の鋼床版箱桁断面図4沖端川大橋(渡河部)の全体一般図3径間連続PC斜張橋3径間連続PCエクストラドーズド橋3径間連続鋼床版箱桁橋(耐候性鋼材ウエザーアクト仕様)図5橋梁形式の比較橋種170m、堤防を跨ぐ両サイドの陸上区間が95mの橋長360m(3径間)となった。次にこれらの条件より選出した3形式案による比較検討(図5)を行い、構造性・施工性・維持管理および経済性などの総合的評価こうしょうばんはこげたより、3径間連続鋼床版箱桁橋を採用した。選定理由は以下である。1構造性PC橋(第1、2案)は構造重量が増大する傾向があるため、橋脚の負担が大きく、本架橋地点のような軟弱地域では不向きである。一方、鋼橋(第3案)は構造重量がPC橋の約30%と非常に軽く、下部工への負担が小さく優位となる。2施工性PC橋(第1、2案)は現場でのコンクリート打設が伴うため、架橋位置での環境(海苔養殖への影響)を考えると不向きである。一方、鋼橋(第3案)はコンクリート打設が伴なわないため、環境へ十分に配慮でき優位となる。3維持管理鋼橋(第3案)は耐候性鋼材を使用し塗装塗替えを必要としないため、PC橋(第1、2案)との優劣は同等である。4経済性1~3の内容を考慮した経済比較より、鋼橋(第3案)が安価となる。■上部工構造の検討・鋼桁断面主桁は箱幅6.5mの1室箱断面を採用し、桁高は渡河部の航路高や運搬および施工性に配慮し、3.5~7.0mの変断面とした。・耐久性の検討本橋架橋位置は海岸線からCivil Engineering Consultant VOL.278 January 2018047