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技術ミーティング幹線道路設計ポケットパーク整備設計現場施工講習会水制工整備設計橋梁点検橋梁耐震補強設計自転車道整備設計深浅測量場所でのトラブルの回避のための教育訓練を社内研修会により徹底を図っています。こうした取り組みが評価され、2016年度業務では、中部地方整備局愛知国道事務所より交通量調査業務において事務所長表彰をいただき、今後の業務を進めるうえでの大きな励みとなりました。【技術開発】国土交通省による新しい取り組みとして「i-Construction」が進められています。当社においても3Dスキャナーによるデータの確保から、構造物の形状と構造物間の離隔の把握などからの足場等の仮設工法の検討や、3次元データを用いた道路の走行シミュレーションによる線形検討、有筋構造物の配筋の妥当性の検証、河川堤防の量・質的改良における対策量の算定など、ICT技術の開発・習得に取り組んでいます。人財共育当社では、「人材」ではなく、「人財」という言葉を使います。社員は会社の大切な財産だと考えるからです。また、「教育」を「共育」と言い、一方的に教え育てるのではなく、共に育っていくものだと考えます。優秀な人財を採用し、共に成長していくことが、今、当社にとって一番の課題でもあります。その一環として、社内において技術士試験のための勉強会を開催しています。社内の技術委員会に属する技術士が講師となって、受験資格のあるすべての社員を対象に、願書の作成や論文の添削指導を行っています。2016年度は20代の若手社員が合格できました。この他にも技術研究発表会など様々な社内研修を行うとともに、専門性をより極めるよう、社外の研究会などへも積極的に参加し、技術者それぞれがお互いに勉強しあい、意識を高めあう土壌を醸成しています。おわりに当社は、若手技術者が多く、ベテラン技術者からの技術の継承などの課題がありますが、技術の研鑽はもとより、コミュニケーションの確保や時間管理に留意するなど働き方改革を積極的に進め、建設コンサルタントとして魅力ある企業を目指しています。(文:取締役技術部長今瀬佳人)Civil Engineering Consultant VOL.278 January 2018059