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i-Construction(UAVによる写真測量)i-Construction(3次元点群データ作成)ドローン等の技術模擬授業地域に密着した活動(清掃ボランティア)小中学校への出前授業社内技術研修会展示室にはこのほか、トランシット、レベル、測距儀等の測量機械を時代に沿って展示すると共にVR機器、ドローン・映像機器等の最新の機器を陳列しています。小中高生の若い人達が展示物を見て触れて、将来の測量や土木技術者を目指すきっかけになればと思っています。インターンシップの積極的な受入れ当社では県立工業高等学校から、毎年インターンシップを受け入れています。特に学生には、就業体験を通じて建設業界や測量・土木に対する理解を深めていただき、自身の適性や将来の進路を決めることの一助となればと思います。当社でのインターンシップ体験で、測量に興味を持ち測量会社に就職した生徒もいます。小中学校出前授業当社の経験豊富な技術者が中心となって、日本技術士会東北本部山形県支部が主催する「小中学校への出前授業」を実施しています。近年の大規模地震等、自然災害への対応や社会インフラ整備と維持管理が大きな課題となっている中で次世代を担う若者の土木離れに対処すべく、模型実験等で防災教育や土木の基礎知識について授業を行っています。出前授業は、「雨が降って山が崩れるしくみ」「石橋はどうして崩れないの」「ヘドロって使えるの」「トンネルはどうして崩れないの」等、生徒が興味のもてる内容となっています。地域教育機関との協力と支援平成29年4月に新たに設置された山形県産業技術短期大学土木エンジニアリング科は、山形県を支える建設業の中核的な担い手の人材育成を目指しています。当社においては、学生の測量・設計等に関する実践的知識・技術修得の支援のために、経験豊富な技術者を講師として派遣しています。また、測量実習及び土木CAD製図の担当教員のインターンシップを受け入れ、教員本人が現場での最新の作業を実体験することで、教育の現場と実質的な作業現場の差をなくし、学生に対し質の高い教育指導が出来るように協力・支援しています。おわりに当社は、周辺地域のまちづくりに深く関わってまいりました。東日本大震災後、復旧・復興事業の担い手としてその力を遺憾なく発揮してきたところであり、震災を契機として当社の果たす役割を再認識しております。今後は、社会資本の整備や適切な維持更新により災害に強い国土づくり、地域づくりの担い手として責任のある役割を果たすために、若い技術者と経験豊富な技術者の相互の技術の継承・連携・協力を図り当社の技術力をフルに活かし、継続して地域社会に貢献していきたいと思います。(文:専務取締役兼総務経理室長佐藤裕之)Civil Engineering Consultant VOL.278 January 2018061