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特に深い青は、信頼や誠実といった印象を与えてくれるため、企業のコーポレートカラーに使われることも多いです。他にも色には様々な効果があり、上手く利用することで企業のイメージアップに繋げ、販促に活かすことができます。販売戦略の一つとして、キャッチーな色とデザインは重要です。日々の暮らしの中に上手く取り入れて、心地よく暮らしたいところです。しかし、同じ色でもプラス面とマイナス面があり、使い方を間違えると逆効果になることもあります。色は、色相(色み)・明度(明るさ)・彩度(鮮やかさ)の3つの要素から成り立っています。一般的に、純色(vivid color)の色相で、色の心理効果を表すことが多いのですが、同じ色相でも、トーン(明度×彩度)によって大きく変わると思います。又、組み合わせによっても人に与える印象が違うため、分量とバランスを考えて使うことが大切です。色のイメージイメージというと、とても抽象的な印象を表す言葉ですが、これは人によって視感覚が違うため、一般的に統計的なものとなります。これらのイメージは、3属性、色相(色み)・明度(明るさ)・彩度(鮮やかさ)の組み合わせによって表すことができます。1カジュアル明清色(明るくて濁りのないクリアーなトーン)を中心に、色相は数色を自由に組み合わせる。ポイントは、白やオフホワイトを配色の中に入れること。若々しさ、軽快、楽しく自由なスタイルで、明るく動きがある印象に。2ナチュラル中明度~高明度の濁色(スモーキーなトーン)を使い、低彩度でまとめる。色相は色相環3~13までの黄みを多く含む色で。自然界にある色はイエローベースやアースカラ―の色群。幅広い層に受け入れられるソフトで穏やかな印象に。3シックニュアンスのある低彩度トーン(グレー系)を使ってまとめる。無彩色又は無彩色に近い有彩色で全色相の中から自由に選択。普遍的でベーシックなカラー群。コントラストは付けないで馴染ませる。シンプルで落ち着いた印象に。4モダン無彩色系を中心に高彩度の色相や明度差を付けて、全体的にコントラストを付ける。アクセントカラーは全色相の中から1~2色選び、少量の面積で。シャープでスタイリッシュな印象に。5クラシック中~低明度。色相環12~20の数色を使い、重厚感のある配色にまとめる。ベースはブラウン系で、アクセントカラーは深くて強い色をポイントに。伝統的で落ち着いた配色、高級感のある大人の印象に。6エレガント中~高明度の濁色(スモーキー)グループ。色相は紫~赤系まででなじませ配色。ソフトで上品なスタイル、上質で落ち着いた女性らしい大人の印象に。図1色相・明度・彩度をプロットしたイメージマップCivil Engineering Consultant VOL.279 April 2018029