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OVERSEASSocialist Republic of Viet Nam─ベトナム社会主義共和国─ハノイの四季海外事情パンタ・ボジュ・ラジュPANTHA Bhoj Raj株式会社片平エンジニアリング・インターナショナル開発業務本部/環境社会開発室/課長ベトナム社会主義共和国ベトナムは東南アジアのインドシナ半島の東側に位置し、タイランド湾、南シナ海、トンキン湾に面しています。南北に細長い国土で、南北は1,650km(釧路市~熊本市間)に及ぶのに対して、東西は最も狭いところで50kmしかありません。国境線の長さは4,616km、北に中国、西にラオス、南西にカンボジアとそれぞれ接します。国土面積は331,210km 2(陸地HANOI310,070km 2、水面21,140km 2)で日本の北海道、本州、四国を足した面積と同程度です。北部と南部の地形は低地と平野からなり、中部は高地、最北部や北西部には山岳地帯があります。最高峰は標高3,144mのファイシパン山です。北部の気候には四季がありますが、南部は年中27℃程度の温暖な気候で、雨季と乾季の二季です。人口は約9,600万人で、人口増加も著しく、近い将来日本の人口を追い抜くかもしれません。1975年に南北が統一されるまで、北の共産主義のベトナム民主共和国と、南のアメリカ合衆国が支援する資本主義のベトナム共和国が対立し、ベトナム戦争で激しく戦いましたが、統一で共産主義の国となりました。共産主義国ですが、市場経済システムの導入と対外開放を進めるとともに、周辺国との友好関係の拡大につとめており、日本とも良好な外交関係を築いています。1998年にはAPECに正式加盟し、2017年11月にはAPEC会議を中部の都市ダナンで開催しました。首都ハノイベトナムの首都であるハノイ市は、南部のホーチミン市に次ぐ第二の規模の都市で、紅河の右岸に位置します。面積は3,345km 2、標高は図1ベトナム全図図2ハノイ市図写真1ライトアップされたホアンキエム湖046Civil Engineering Consultant VOL.279 April 2018