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最優秀賞[撮影者のコメント]「大自然とともに」岡山県竹端正伸(撮影地:鳥取県西伯郡大山町)まずこの写真を撮影した理由は、美しさの中に力強さを感じたからです。気持ちいいほどに青々とした空にどっしりと構える大山と季節感満載の紅葉、そして形の整った砂防ダムとが違和感なく1つの風景として成立しているところが素晴らしいです。まさに景色への一目惚れです。砂防ダムは人工物であり、自然の産物ではありません。しかし、周囲の景観に溶け込んで、砂防ダムまでも元からあったかのように感じさせてくれました。景色に感動するとともに、技術の高さに脱帽しました。講評非常に安定感のある作品。雄大な大山を背景に、整然と連なる三の沢砂防堰堤が深い奥行きを感じさせる。この風景に色づき始めた紅葉が明るさと一層の深みを与え、土木構造物が自然の魅力をさらに高める役割を果たしている。(宇於﨑審査委員長)晩秋と初冬が織り成す山の風景。下は湖面に反射する冬の山肌と思いきや、リズム感を持って配置された石積みの真新しい砂防堰堤群。セザンヌが愛した南仏の山並みを思わせます。(知野審査委員)背景の青空、浸食が進み白い山肌を見せる大山、カラフルな紅葉の樹林、直線で構成された無彩色の砂防堰堤が層状に構成されることで、自然と人為のコントラストが明快に示されおり、砂防施設のありようが美しく描き出されている。(八馬審査委員)構図的に自然が織りなす紅葉樹木と歩く人物も入れてほぼ、3:7の割合で撮影されており、一見厳しい表情を見せている大山と手前の砂防ダムが、美しい紅葉に包まれた一景を、構図の工夫で一層作品を引き立たせている。(初芝審査委員)大山と紅葉を背景に、砂防ダムが一体となって景観を形成している。自然の脅威から人々の命や生活を守る砂防ダムが自然景観に溶け込み、雄大な景観をつくりあげている。(野崎審査委員)Civil Engineering Consultant VOL.279 April 2018059