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優秀賞[撮影者のコメント]「放水」東京都浦崎正江(撮影地:熊本県上益城郡山都町)2014年の11月24日、鹿児島へ帰省した折り、友達と2人で通潤橋から高千穂方面へ向かう際に立ち寄りました。前もって放水される時間を調べて行き、天候にも恵まれ放水が始まった瞬間、感激しながら夢中でシャッターを切っていました。初めて見る光景でしたので今だに目に焼きついていますが、2016年4月14日の熊本地震で被害を受け、現在は復旧工事のため放水休止とのこと。1日も早く、またあのすばらしい放水が見られるようになることを心より願っております。講評熊本地震で被災した通潤橋の在りし日の姿に感激した。放水が五老ヶ滝川に着水する間際の一瞬をとらえている。通潤橋を被写体とした作品は数多く応募されているが、これほど決定的な瞬間は見事としか言いようがない。(宇於﨑審査委員長)近世の農民の暮らしを救った通潤橋(1854年竣工)。中央から弧を描き落ちる噴水は、逆サイホンにて渓谷を渡す石造連通管を掃除します。160年を経た見事な石造アーチは震災を克服し、往時の勇姿に戻ります。(知野審査委員)熊本地震被災前の通潤橋で放水が行われる瞬間を、多くの人々が楽しんでいる様子が伝わってくる。ダイナミックな構図の中、逆光をうまく使うことで、放水が見事に浮かび上げられている。(八馬審査委員)「通潤橋」と云えば知る人ぞ知る撮影スポットだが、この作品は一気に放水されるエネルギーを捉えた、その力強さと両橋壁から出る放水を、水と光の屈折で生じる、色の織りなす変化を瞬時に捉えており、順光でない状況を巧みに生かした作品です。(初芝審査委員)通潤橋の放水の瞬間を撮影した1枚。馴染みのある通潤橋であるが、この1枚は、太陽の光が放水された水しぶきを際立たせ、より瑞々しさを感じさせる。(野崎審査委員)Civil Engineering Consultant VOL.279 April 2018061