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特別賞「護る」南田至啓(撮影地:奈良県天理市)奈良県まも[撮影者のコメント]1978年に竣工し、40年近くになる天理ダムですが、このようなダム壁での作業は初めて目にする光景でした。維持点検、補修のためモザイク模様のように組みあげられる足場や無駄のない動きで作業する人達、その作業を補佐する逞しいクレーンのアーム等全てが朝の光の中でとても綺麗でした。全国で見られる異常な天候は激しい雨を降らせ、河川の急な増水をもたらします。その水をコントロールする為のダムの点検作業は下流に住む人々に少なからずの安心を与えてくれるものです。講評下流域の利水・治水に貢献するダム。多くの努力の積み重ねにより、下流域の人々の暮らしをまもっていることを感じられる1枚です。「時を超えて」岡山県森川克巳(撮影地:長崎県長崎市)[撮影者のコメント]江戸時代にかけられた眼鏡橋が今でも日常的な橋として大切に使われており、川沿いの遊歩道を引き立てるアクセントとして際立つ存在です。また、台風の多い長崎で長期間に亘り、風雨に耐え美しい姿を保っています。ランタンフェスティバルで初めて訪れてみて、後世まで残したい貴重な遺産と思います。私をはじめ皆が、環境保護あるいは構造物保守の大切さを忘れずにいることが必要だと思います。そういう気持ちを込めて撮った写真です。講評ランタンフェスティバルで風景のアクセントとなっている眼鏡橋。江戸時代に作られ、風雨に耐え、現役で活躍する土木遺産。これからも地域の暮らしに寄り添い、活躍を期待したくなる1枚です。Civil Engineering Consultant VOL.279 April 2018065