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020 Civil Engineering Consultant VOL.284 July 2019③ 降こう神しんの儀斎主が降神詞を唱えて、神籬に神を迎える儀式です。降神詞は微音で唱え、この時警けい蹕ひつを行います。警蹕とは「オ…」と声を発して、参列者一同に神の降臨を知らせる意味があり、この間一同は低頭しています。④ 献けん饌せんの儀神職が神前に神饌を供えます。お米、御酒、御餅、海魚、川魚、海菜、野菜、果物、菓子、塩、水など新鮮なものを準備して供えます。お供えの順序も概ねこの順に致します。神饌をあらかじめ神前に供えておいて、御酒の入った瓶へい子し の蓋をとることにより、献饌の儀とする場合もあります。⑤ 祝詞奏上斎主が祝詞を奏上します。その趣旨は、この地をうしはく大神に、建物をつくるに当たり地鎮祭を行う旨奉告し、この土地や建物の長久、工事の安全、建主の長久発展などを祈ります。祝詞はその都度作文しますので、詳しい情報を伝える必要があります。⑥ 散供の儀斎主が、敷地を祓い、散供を行います。敷地の四隅、東北、東南、南西、西北の順に行い、最後に中央にて行います。その方法は、斎主が先ず大麻で祓い、次に米・塩・切幣を合わせ盛りにしたものを、左右左と大地に散供します。次いで清酒を大図1 祭場平面図の一例散供三方・大麻注連縄玉串仮案(伶人)4 幔(幕)~  は、散供の儀を行う順序玉串案神饌案神籬真榊斎主祭員祭員真榊忌砂建主・工事関係者斎竹斎竹斎竹斎竹鎮物・忌鎌・忌鍬13 1 5 25写真2、3 祭場の設置例