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Consultant284

030 Civil Engineering Consultant VOL.284 July 2019日本海に面する海食洞福岡県北九州市若松付近から佐賀県北部の海岸沿いは「玄海国定公園」に指定されており、海岸の美しい自然景観を楽しむことが出来る。このうち、東松浦半島から玄界灘に突出した土かわらけざき器崎の海岸には、黒っぽい岩壁に口を開けた海食洞があり、「七ツ釜」と呼ばれている。その名称は七つの洞門があることに由来する。この七ツ釜を含む周辺一帯に分布する黒っぽい岩石。実はこれ、玄武岩の溶岩からなる。玄武岩溶岩はここの海岸にだけ分布しているのではなく、海を臨む背後の土地にも台地状に広がっている。そしてそこには、一面にわたって何やら規則的な模様が見える。玄武岩の柱が無数に立ち並んでおり、その断面はたいてい六角形を呈している。佐賀県唐津市、七ツ釜玄武岩のおりなす幾何学模様(佐賀県唐津市)株式会社ニュージェック/国内事業本部/地圏グループ茂木 道夫 MOTEGI Michio(会誌編集専門委員)「風景の句読点」は、私たちの心に句読点を打ち、思わず足を止めたくなるような素晴らしい風景について、その成り立ちや魅力の源泉を紹介するコーナーです。Punctuation of Scene 風景の句読点第6回① 玄界灘に臨む七ツ釜