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032 Civil Engineering Consultant VOL.284 July 2019ある飯能河原周辺に、“ 昼間”だけでなく“夜間”も楽しめる新たな魅力を創り出し、集客力を高め、その効果を地域経済に波及させる計画に着手しました。西武池袋線「飯能駅」から15分程で歩いて行ける距離にある飯能河原は、バーベキューや川遊び、釣り、デイキャンプなどができる人気スポットで、市の代表的な行楽地として多くの人々で賑わいを見せています。この人気スポットにある割われ岩いわ橋本体だけでなく、両岸の樹木や河原に下る遊歩道にもライトアップを施し、河原との一体的な夜間景観の演出に向け検討を進めました。平成30年4月28日、飯能河原のシンボル的存在である割岩橋を中心としたライトアップを開始しました。本稿はこの「割岩橋ライトアップ」についてご紹介します。■ 割岩橋ライトアップのテーマ割岩橋は自転車・歩行者専用橋で、周辺住民の生活道路として日常的に利用されています。飯能駅から飯能河原周辺までのアクセス橋に加え、遊歩道としての役割を持っています。この点をふまえ、ライトアップのテーマは「夜空にやさしく灯る■ 水と緑のまち・飯能市飯能市は埼玉県の南西部、都心から約50km圏内に位置しています。北西部は山地となっており、市域の約75%を森林が占めています。南東部の台地部分には市街地が発達しています。市内には入間川、高こ麗ま川がわの一級河川も流れています。ハイキングや森林浴、カヌーを楽しめる豊かな自然に恵まれた水と緑のまちです。昭和29 年に市制を施行、古くは林業と織物のまちとして栄えました。現在は、良好な交通アクセスを背景に首都圏近郊の住宅都市としても発展しています。一方で、緑と清流という自然に恵まれた環境と、文化・歴史を生かした観光地としての顔も持っています。平成17年4月1日に「森林文化都市」を宣言し、自然と都市機能が調和した、暮らしやすいまちづくりに取り組んでいます。■ 新たな観光スポットの創出平成30 年11月9日、市内の宮沢湖に、北欧のライフスタイルが体験できる施設「メッツァビレッジ」がオープンしました。市はこの事業のスタートに合わせて、平成29 年度に飯能市の代表的な観光スポットで割岩橋ライトアップ?「夜空にやさしく灯る心象風景」   夜の景観を愉しんでみませんか?プロジェクト紹介Project株式会社千代田コンサルタント社会環境事業部景観デザイン室長水谷 智充MIZUTANI Tomomitsu写真1 割岩橋と飯能河原