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008 Civil Engineering Consultant VOL.285 October 2019ビジネスにおいて使われる「モチベーション」とは、一般的に「動機付け」と解釈される場合が多くあります。これは、人が目標等に向かって行動を起こすための内的なエネルギー、つまり挑戦する際の「意欲」や「やる気」を指します。今回はこの「モチベーション」の意味や理論、そして仕事に与える影響から、低下する要因、アップさせるための施策を紹介します。モチベーションの構成要素モチベーションを構成する一つは「外発的動機付け(外的動機付け)」です。これは、例えばインセンティブや評価、昇格などの人為的な「誘因」の要素を使って動機付けを行う事です。高い効果は見込めますが、その効果は一時的であり、個人の成長にも繋がりにくいとも言われています。「内発的動機付け(内的動機付け)」も構成要素の一つです。これは、人が行動を起こす原因が、自身の内面にある「動因」の要素、つまり興味や関心、そこから生まれた意欲ややる気に基づいているというものです。例えば、自身の仕事に「やりがい」を感じる事でモチベーションは向上し、その効果は持続しやすく個人の成長にも繋がりやすいと言われています。モチベーション理論とはモチベーションについての代表的な理論や研究結果は「モチベーション理論」と呼ばれています。1950 年代頃からアメリカで始まったと言われ、動機付けに関する研究によって体系化された理論です。様々な研究者か1 モチベーション?やる気を高めるための理論を徹底解説?上野 智UENO Satoru特 集挑 戦株式会社ビズリーチBizHint事業部編集人生で費やす時間のなかで、最も多いのは仕事に関わること。であれば、動機を認識し、熱意を持って取り組めるほうがよい。一般に挑戦は動機があって行われるものだが、熱意ばかりでは挑戦は持続しないのかもしれない。個人や組織が動機を維持するためのヒントを得る。図1 マズローの欲求5 段階説