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スストアにはトイレはありません。よって、どこにきれいなトイレがあるか常に把握して行動していました。ちなみに、BTSでは緊急事態の場合、職員用のトイレを借りることができるらしいです。都心のショッピングモールには、きれいなウォシュレットトイレが完備しているところが多いです。ガソリンスタンドや郊外の食堂では、手桶と水槽しか実装されていないところも多いです。そんなときは、まずは水槽から水を汲んで、自分の出したモノをきれいに流してからお尻洗いに専念しましょう。そうでないと洗っている最中に、便器からの水の跳ね返りが気になります。なお、下水道が完備していないので、紙は流してはいけません。最悪、詰まります。専用の容器に捨ててください。容器が備えてあればいいですけれど。つぎに「電話」。携帯電話の普及が早く、公衆電話は次々撤去されており、使えそうな公衆電話も「硬貨が投入口に詰まっていて…」という状態です。タイで使えるSIMとSIMフリー携帯電話(もしくは携帯型のWiFi)を準備しておきましょう。長期滞在であればメジャーキャリア(AIS、True 等)のプリペイドSIMが便利です。使う分だけ事前にチャージすれば一年間有効です。さらにさまざまな通信割引パッケージ(7日間パック、30日間パック等)が携帯電話からのコード入力だけで契約可能なので、使い方にあわせてお得なコースをその都度選択できます。そしてお付き合いに欠かせない「お酒」。お酒の買えない時間帯があります。うっかり買いに行くと出直さなければならない羽目に。時間ぎりぎりなら店員に会計を急かされる事もあります。さらに、丸々24時間飲めない禁酒日も年に数日あります。禁酒日はホテルのバーでもお酒を出してくれません。禁酒日の前日の繁華街は早仕舞いになります。自宅で呑むのは(バレなければ?)自由かもしれませんが、現地の文化を体感してみるのもいいかもしれません。最後に日本とは違う「地図検索」。日本と異なり住所表記が「通りの名前」だけのところが多いため、たどり着くにはそれ相応の努力を要します。日本の地名に例えたら「青山通り」と書いてあるだけのようなものです。有名な建物であれば建物名で検索できますが、無名の場合「青山通り」の端から端まで歩かないと目的地が見つかりません。交通量の多い道路では両際をいっぺんに確認できないから労力二倍です。友人宅等を訪れる際は、まずはランドマークで待ち合わせをすることをお勧めします。半分くらいは滞在中の愚痴になってしまい、エッセイとして成り立っていないかもしれません。「住めば都」なので、これから行かれる方は、日本との多少の違いは加味した上でバンコクライフを楽しんでください。<写真提供>久米智久写真8 タイのトイレ写真9 高層のビルCivil Engineering Consultant VOL.287 April 2020 045