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海外業務は、外務省やJICA業務だけではなく、他の中央省庁、例えば、国土交通省や経済産業省などからも発注されます。日本のコンサルタントが受注する海外業務の90%以上を占めるのはODA関連となっています。海外業務の魅力海外業務の魅力として、以下のようなことが紹介されました。・ 協会会員のビジネスチャンスの形成支援と同時に世界に対する日本の技術力を示すことができるよい機会である。・ 日本で培った技術・経験を活用して、世界に貢献できる。・ 国内では少なくなってきた新規大型プロジェクト(道路・橋梁、鉄道、空港、港湾など)に取り組める。・ 都市開発や交通マスタープランなど、プロジェクトの構想、調査・計画から、設計、施工監理、維持管理まで、プロジェクトの初期段階から実施まで一体的に取り組める。・ 日本とは異なる社会・経済状況、自然条件、文化などの下でのプロジェクトに取り組める。以上のような海外業務の魅力は、コンサルタントの活躍の場・機会を拡大し、また、チャレンジ精神を喚起します。海外展開事例の紹介海外展開事例として、元々は国内業務中心だったコンサルタントが海外展開を進めた事例が紹介されました。新規参画にあたっては、自社技術者を他社の補強要員として経験を積むことから開始し、現在では国内で培った経験をもとに活動を世界に広げ、成長が著しい東南アジア・南アジアなどで都市計画や調査などに取り組まれています。海外展開の原動力としては、海外業務の拡大展開に向けた国内事業部との連携の促進が挙げられます。日本国内で培った経験こそが強みであることが事例を通じて紹介されました。おわりに今回の国際委員会だよりでは、大阪で実施されたワークショップの概要をお伝えしましたが、次回は、本ワークショップでの質疑応答や意見交換、参加者アンケートの結果について報告します。写真1 ワークショップにおける海外展開事例の紹介(出典:国際委員会)写真2 ワークショップにおける質疑応答(出典:国際委員会)Civil Engineering Consultant VOL.287 April 2020 057