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074 Civil Engineering Consultant VOL.287 April 2020● 特別賞(3)『IR 候補地有力都市のまちづくり提案?苫小牧市のまちづくり?』鈴木凱也氏、山下広暉氏、奥村謙二氏(武蔵野大学)■ 論文概要苫小牧市を題材に、「収入源としての温泉」、「持続可能な雇用」、「環境問題」という3つの観点から強みと弱みを分析し、IR認定地に選ばれた際のまちづくりについて論じています。その中で、地域的に温泉数が多い一方で宿泊施設数が少ないことや外国人旅行者が増加することに注目し、伝統的かつエンターテイメント性の高い観光資源として、統合型リゾートの中心となる温泉施設を提案しています。また、人口減少により従業員の獲得や、環境の側面から社宅等施設の建設が難しい点を挙げ、アメリカでのロボット導入の事例を取り上げて、ロボット従業員の導入というユニークな提案をしています。さらに、IR導入により想定される騒音・ゴミ等の環境問題や地域住民が持つ不安感など、既存のIRへのイメージを覆すために、マカオで導入されている高性能な再生可能エネルギーの活用や避難施設としての利用をとりあげています。■ 論文講評苫小牧市におけるIR 誘致というテーマに対して、様々な文献に基づいた現状分析を行い国内外の成功例をあげながら経済効果を考慮したまちづくりの提案がなされていました。具体的に課題を抽出し、独創的なアイディアによる解決策が示されている点を評価して特別賞と致しました。周辺地域との関係性も含めた提案や最後のまとめとして今後の展望等があるとより良かったです。なお、入賞論文は、建設コンサルタンツ協会ホームページの「論文募集コーナー」の「入賞論文一覧」に掲載されています。(https://www.jcca.or.jp/achievement/article/award.html)訂 正286号「東京を支えてきた土木施設」におきまして一部誤りがありました。紙面をお借りし、訂正させていただきます。P1 右段8行目誤 「2018年度」 正 「 2019年度」P17 左段11行目誤 「新橋駅」 正 「 新橋」P17 右段27と28行目誤 「東京駅」 正 「 東京」P26 右段10行目誤 「11月5日」 正 「 12月13日」P26 写真6説明文誤 「完成直後」 正 「 1959年当時」P27 右段13行目誤 「3月31日」 正 「 7月2日」P42 左段9行目誤 「アイスストップ」 正 「 アイストップ」P43 右段13行目誤 「底層」 正 「 低層」