土木遺産IV
日本編2
世紀を越えて生きる叡智の結晶
一般社団法人 建設コンサルタンツ協会『Consultant』編集部 編
ISBNコード:978-4-478-06395-8
「ダイヤモンド社」より販売中

いにしえより独自の思想で造られた重厚な土木建設物や、日本の近代化の過程でヨーロッパから伝播した技術がその土地の風土や文化と融合し、独自の魅力を醸し出す土木遺産。
そこには、先人たちの知恵と工夫が織り成す技術と歴史が込められ、いまなお、私たちの生活を支え続けている。
ヨーロッパ編、アジア編に続き日本編第2弾となる本書は、より身近な日本の土木遺産とのふれあいから、知的好奇心を満たしてくれるガイドブックでもある。
目 次
景観の中の土木遺産 窪田陽一
小樽港外洋防波堤 北海道小樽市(1921年完成)
古代ローマの知恵が活きる
藤倉ダム 秋田県秋田市(1911年完成)
秋田水道発祥の地
貞山運河 宮城県岩沼市〜石巻市(1884年完成)
仙台藩経済の大動脈
玉川上水 東京都羽村市〜新宿区(1653年完成)
お江戸を潤す
箱根旧街道 神奈川県小田原市〜静岡県三島市(1680年建設開始)
いにしえの石畳
黒部峡谷鉄道 富山県黒部市(1937年完成)
黒部川電源開発のライフライン
アカタン砂防 福井県南越前町(1906年完成)
人知れず地域を守ってきた砂防堰堤群
丸山千枚田 三重県熊野市(17世紀初頭に存在記録)
小さな山村にある壮大な棚田
布引ダム 兵庫県神戸市(1900年完成)
日本初の重力式コンクリートダム
満濃池 香川県まんのう町(702年前後に築造記録)
日本最大の溜池
三滝ダム 鳥取県智頭町(1937年完成)
日本最後のバットレスダム
南河内橋 福岡県北九州市(1926年完成)
橋梁史に忽然と現れ消えた最後のレンズ形トラス橋
通潤橋 熊本県山都町(1854年完成)
日本で最もユニークな水路石橋
三角西港 熊本県宇城市(1887年開港)
滑らかな曲線が際立つ石積み岸壁
安房森林軌道 鹿児島県屋久島町(1923年開通)
新たな使命を担って走る
金城の石畳道 沖縄県那覇市(1522年完成)
首里城へと続く石畳
巻末資料 土木遺産年表
執筆者と参考文献等一覧表
写真撮影者一覧表


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