土木遺産VI
アメリカ・オセアニア編
世紀を越えて生きる叡智の結晶
一般社団法人 建設コンサルタンツ協会『Consultant』編集部 編
ISBNコード:978-4-478-10951-9
「ダイヤモンド社」より販売中
いにしえより独自の思想で造られた重厚な土木建設物や、日本の近代化の過程でヨーロッパから伝播した技術がその土地の風土や文化と融合し、独自の魅力を醸し出す土木遺産。そこには、先人たちの知恵と工夫が織り成す技術と歴史が込められ、いまなお、私たちの生活を支え続けている。
土木遺産シリーズ完結編となる本書では、アメリカとオセアニアの土木遺産を3部構成で紹介する。
目 次

A rolling stone gathers no moss
〜転がる石に苔つかず〜

ダニエル・カール(Daniel Kahl)
ウェランド運河 カナダ オンタリオ州(1833年完成)
セントローレンス海路を支える
ブルックリン橋 アメリカ ニューヨークシティ(1883年完成)
ローブリング親子による偉業
ロイヤルゴージ・ルート鉄道 アメリカ キャノンシティ(1880年完成)
渓谷の絶景を楽しむ
フーバーダム アメリカ アリゾナ州/ネバダ州(1936年完成)
アメリカを象徴するダム
ケーブルカー アメリカ サンフランシスコ(1873年完成)
坂の街のシンボル
ゴールデンゲート橋 アメリカ サンフランシスコ(1937年完成)
世界的なランドマーク
ブラジルの思い出

小野リサ(ONO Risa)

グアナファト メキシコ グアナファト(1908年最初の地下都市トンネル完成)
銀鉱で栄えた地下都市
パナマ運河 パナマ パナマシティ/コロン(1914年完成)
世界の海上交易の重要ハブ
リマ ペルー リマ(1535年創建)
スペイン諸王の街
カパック・ニャン ペルー クスコ/マチュピチュ(16世紀初頭ネットワーク完成)
インカ帝国を支えた五万キロメートルの道路網
ボンジーニョ ブラジル リオデジャネイロ(1912年開業)
100年続くロープウェイ
カリオカ水道橋 ブラジル リオデジャネイロ(1750年完成)
路面電車が走る古代ローマ様式の水道橋
自然を愛するオージー気質 サラ・オレイン(Sarah Àlainn)
キュランダ鉄道 オーストラリア ケアンズ(1891年開通)
オーストラリアの発展に大きく寄与
ロック&ウィアー一号 オーストラリア ブランチェタウン(1922年完成)
マレー川利用の第一歩
アッパー・ネピアン・ウォーター・サプライ・スキーム オーストラリア シドニー郊外(1888年運用開始)
新鮮な水を届ける
ハーバーブリッジ オーストラリア シドニー(1932年完成)
港湾都市シドニーのゲート
リトルトン鉄道トンネル ニュージーランド クライストチャーチ(1867年完成)
市街地と港をつなぐ
グラフトン橋 ニュージーランド オークランド(1910年完成)
オークランドの威厳を示す
巻末資料 土木遺産年表
執筆者と参考文献等一覧表
写真撮影者一覧表


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