支部長のご挨拶

 日ごろより、一般社団法人建設コンサルタンツ協会並びに同九州支部の活動に格別のご理解、ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

 当支部は、九州・沖縄8県の会員総数155社(令和4年4月1日時点)で構成しており、全国9支部の中でトップクラスの陣容に成長してまいりました。これもひとえに、関係する皆さまのご支援の賜物だと深く感謝申し上げます。

 九州支部はこの組織力を背景に、会員相互並びに関係諸機関や地域の皆さまと連携しながら、九州・沖縄地域で暮らす1,400万人を超える人々の安全・安心の確保と、その基盤である道路、鉄道、空港、港湾、河川、ダム、上下水道などの社会資本整備における企画、調査、設計、施工監理等の業務に事業者の技術的パートナーとして活動しています。

 一方、建設コンサルタントを取り巻く課題として、「就業環境の改善」、「品質の確保・向上」、「常襲化、激甚化する災害への対応」などがあげられます。

 就業環境の観点からは、長時間労働の改善やワークライフバランスの推進などが社会全般の課題としてクローズアップされ、建設コンサルタント業界においても一層の魅力向上に向けた「働き方改革」への取組みが重要となっています。

 品質の確保については、令和元年6月に改正された「品確法(公共工事の品質確保の促進に関する法律)」で、建設コンサルタント業務も同法の対象として明確化されました。これは、建設コンサルタントの地位向上に大きく寄与するものと期待され、業務成果の更なる品質の確保と向上が求められます。

平成28年の熊本地震、平成29年と令和元年の九州北部豪雨、平成30年の西日本豪雨、令和2年7月豪雨など、九州・沖縄地域では毎年のように豪雨等の大規模自然災害に見舞われ、多数の人的被害に加えて公共土木施設にも甚大な損失が生じています。さらに、一昨年1月から現在も続いている新型コロナウィルス感染症のまん延により、自然災害との「複合災害」への対応も迫られています。

このような背景を踏まえ、九州支部では以下の取り組みに力を入れてまいります。

  1. 建設コンサルタントの一層の魅力向上に向けた総合的な環境整備
  2. 技術力と品質の確保・向上の促進
  3. 広報活動の強化と社会貢献活動の推進

 また、九州支部の独自活動である「夢アイデア事業」は昨年20年を迎えました。この活動を通じて、地域の皆さまとともにそこに暮らす人々の笑顔あふれる社会の育成支援活動を行い、広い意味での社会資本の形成に努めてまいります。更には本部と連携して、DXを念頭に置いた生産性向上や働き方改革の推進、脱炭素化社会の実現に向けたSDGsへの貢献にも、全力をあげて取り組んでいく所存です。

 建設コンサルタントとして、日々研鑽に努め、発注者である行政機関や地域の皆さまの頼れるパ-トナーとして、国民の夢と希望を実現すべく活動することをその使命と考えています。地域を、社会インフラの整備や維持を通して、側面的に支え続けてまいります。

 今後とも、より充実した活動が行えますよう、支部・会員各社に対するご理解と一層のご支援をお願いいたします。

令和4年4月
一般社団法人 建設コンサルタンツ協会 九州支部
支部長 田中 清