支部長ご挨拶

福島 九州支部長

 日頃より、一般社団法人建設コンサルタンツ協会並びに同九州支部の活動に格別のご理解、ご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。

 現在、全世界を席捲している新型コロナウイルスの猛威により、助走期間のない形での生活様式や勤務スタイルの急変、精神的強制力をも内包した移動・外出自粛要請等により、皆様には厳しい日常生活並びに事業活動の日々と拝察いたします。

 当九州支部は、九州・沖縄の8県全てに会員を有し、昨年度に新たに2社の入会を得てその総数は155社(5月1日現在)を数える国内最大規模の支部として、創設53年目を迎えるまでに継続、成長してまいりました。これもひとえに、関係する皆さまのご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

 この組織力を背景に、会員相互並びに関係諸機関や地域の皆様と連携しながら、各社の得意分野を中心にして、九州・沖縄地域で暮らす14百万人を超える人々の安全・安心の確保と、その基盤である道路、鉄道、空港、港湾、河川、ダム、上下水道などの社会資本整備における企画、調査、設計、施工監理等の業務に事業者の技術的パートナーとして活動しています。

 九州・沖縄では、ここ数年だけをみても2016年の熊本地震や、毎年のように発生している豪雨災害等により、多数の人的被害に加えて公共土木施設にも甚大な損失が生じています。これらの連続的に発生する災害の影響により、未だ避難生活を余儀なくされておられる被災者の方々も多く、喪失・被災したインフラの復興、地域の再生に向けて会員各社はもとより、支部としても積極的な対応を継続しているところです。最前線で活動する会員社への後方支援に加えて個社の枠を超えた連携強化を行い、業界全体としての取組み成果を積上げていくことが従来に増して強く求められている時だと認識して、支部一丸となって活動しています。

 また、支部活動は上記以外にも、ホームページに掲載しているとおり多岐にわたっています。大規模災害発生時に備えた国や自治体等との災害協定締結を始めとする危機管理事前活動はもとより、会員会社の技術水準や経営水準の向上を目指した研修等の諸施策をはじめ、支部の独自活動である「夢アイデア事業」を通じて、地域の皆様とともにそこに暮らす人々の笑顔あふれる社会の育成支援活動を行うなど、ハード・ソフト両面で広い意味の社会資本の形成に努めています。 更には、改正労働基準法を踏まえた働き方改革の推進にも、全力をあげて取り組んでいるところです。

 我が国の現状は、人口減少、少子高齢化、インフラの老朽化、多発する大規模災害、地政学上のリスクの増大等、取り巻く環境が大きく変化し、今までに経験したことのない領域に向かって急速に進んでいます。加えて、忽然と現れた新型コロナウイルスとの闘いは、長期にわたることが予想さています。ウィズ(with)コロナを意識した生活を我々に強いてくるでしょう。

 建設コンサルタントは、過去と現在の客観的事実に基づいて、明日へ続く社会を構築する技術・技法の供給源です。日々研鑽に努め、発注者としての行政機関や地域の皆様の頼れるパ-トナーとして、国民に常に必要とされる公器となるべく活動することをその使命としています。地域の皆様を、社会インフラの整備・維持を通して、側面で支え続けてまいります。

 引き続きまして、支部・会員各社に対するご理解と一層のご支援をお願いするとともに、お気づきの点に関しましてのご要望やご意見を賜れば幸甚でございます。

令和2年5月
一般社団法人 建設コンサルタンツ協会 九州支部
     支部長 支部長 福島 宏治