支部長 年頭のご挨拶

福島 九州支部長

 あけましておめでとうございます。

 日頃より、一般社団法人建設コンサルタンツ協会並びに同九州支部の活動に格別のご理解、ご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。

 当九州支部は、九州・沖縄の8県全てに会員を有し、その総数は155社(令和2年1月現在)と国内最多を数えて、支部創設52年目を迎えるまでに成長してまいりました。これもひとえに、関係する皆さまのご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

 この組織力を背景に、会員相互並びに関係諸機関や地域の皆様と連携しながら、各社の得意分野を結集して、九州・沖縄地域で生活する14百万人を超える人々の安全・安心の確保と、その基盤である道路、鉄道、空港、港湾、河川、ダム、上下水道などの社会資本整備における企画、調査、設計、施工監理等の業務に事業者の技術分野のパートナーとして活動しています。

 ここ九州・沖縄では、2016年の熊本地震、2017年の九州北部豪雨災害や台風18号災害、2018年の西日本豪雨災害、2019年8月の前線に伴う大雨災害と、毎年のように襲ってくる自然災害によって多くの人的被害が発生し、公共土木施設にも甚大な損失が生じました。これらの多発・連続する災害による被災者の方々の一日も早い復旧と、喪失・被災したインフラの復興、地域の再生に向けて、会員各社はもとより、支部としても積極的な対応を継続しているところです。最前線で活動する会員各社への後方支援、個社の枠を超えた連携強化を行い、業界全体の取組みとして成果を上げていくことが、2019年6月の改正品確法の中で法的にも明確に位置付けられた建設関連産業としての意義と重みであると認識しています。

 また、支部活動は災害の復旧・復興支援以外にも、ホームページに掲載しているとおり多岐にわたっています。大規模災害発生に備えた災害協定締結等の危機管理事前活動はもとより、会員会社の技術水準や経営水準の向上を目指した研修等の諸施策をはじめ、支部の独自活動である「夢アイデア事業」を通じて、人々の笑顔あふれる地域社会の育成支援活動を行うなど、ハード・ソフト両面で広い意味の社会的共通資本の形成に努めています。更に本年4月からは中小企業にもその適用範囲が広がる改正労働基準法に併せた働き方改革の推進にも、全力をあげて取り組んでいるところです。

 我が国の現状は、人口減少、少子高齢化、インフラの老朽化、多発する大規模災害、地政学上のリスクの増大等、取り巻く環境が近年大きく変化し、今までに経験したことのない領域に向かって急速に進んでいます。我々建設コンサルタントは、過去と現在の客観的事実に基づいて、明日へ続く社会を構築する技術・技法の供給源として日々研鑽に努め、発注者としての行政機関や地域の皆様の頼れるパ-トナーとして、国民に常に必要とされる公器となるべく活動することをその使命としています。

 引き続きまして、支部・会員各社に対するご理解と一層のご支援をお願いするとともに、お気づきの点に関しましてのご要望やご意見を賜れば幸甚でございます。

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

令和2年1月
一般社団法人 建設コンサルタンツ協会 九州支部
     支部長 支部長 福島 宏治