世界の土木遺産

バリ島の棚田(インドネシア・バリ島)
遥か遠くまで続くロンビャン橋
■ 遥か遠くまで続くロンビャン橋

エッフェルゆかりの「ロンビャン橋」

鉄道橋だが歩行者と自転車は通行できる
■ 鉄道橋だが歩行者と自転車は通行できる

ベトナム・ハノイの中心部を流れる紅河に初めて架けられ、現在も重要な交通路として機能している鉄道橋が「ロンビャン橋」である。全長1,682mのトラス形式の橋で1902年に完成した。
ロンビャン橋は、橋の建設を推進した仏領インドシナ政府のドーメル総督の名前を冠して、当初は「ポール・ドーメル橋」と呼ばれた。橋の鉄骨には建設を請け負った会社の「1899−1902 Dayde & Pille Paris」と書かれたプレートが今でも残されている。Dayde & Pilleとは、19世紀末から20世紀初頭にかけてフランスをはじめ世界的に活躍し「鉄の魔術師」といわれた“パリ・エッフェル塔”の設計者であるフランス人土木技師・グスターヴ・エッフェルの会社との共同事業の実績を持つ建設会社である。
ドーメル橋はハノイと港湾都市ハイフォンを結ぶ鉄道橋として、フランスによるトンキン湾の開発に活躍した。その後、第2次世界大戦が終結する1945年には、ベトナム独立を経て、現在の名称である「ロンビャン橋」と改名された。またベトナム戦争では北爆の標的とされ、爆撃を受けたが、その後直ちに修復された。
いまは鉄道のみならず、橋の両側に設けられた歩道兼自転車道の上を、大きな荷物を積んだ住民の自転車や歩行者が行き来している。

【アクセス】
ノイバイ国際空港より約10km。車で20分。

【地図】
googleマップでロンビャンの位置を確認する

「Consultant」230号

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「土木遺産II アジア編」
ダイヤモンド社刊

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