コーヒー/カフェ/まち
まちを見渡せばカフェがそこかしこに林立し、
コンビニで購入したコーヒーを片手に歩く人の姿も目にする。
日々の暮らしの中で、眠気ざましに飲んだり、
デスクで仕事をしながら飲んだり、カフェで休憩するときに飲んだり、
自分で淹れて楽しむことも多いだろう。
コーヒーを身近に感じている人は多いのではないだろうか。
コーヒーと私たちが密接な関係を築いてきたのは、
心身に与える効果、コーヒーを飲む場所やスタイルなど、
飲み物としての魅力以外にも理由が有りそうだ。
歴史的に見ると、近世にイギリスで流行した“コーヒーハウス”が
社交場として新聞などのジャーナリズムの発展に貢献し、
フランスではカフェが革命の展開に大きな影響を与えたとされている。
また現在においても、仕事や会議の合間にとる
短い休憩のことを“コーヒーブレイク”という。
昔も今も、私たちは日々コーヒーを傍らに過ごしてきたのである。
特に現代において、カフェや喫茶店はコーヒーを飲むためだけの場所ではなく、
その場に人々が集まることで、
まちの賑わいや生活の豊かさをつくるために一役買っているのではないだろうか。
それは、我々建設コンサルタントがこれまで実践してきた
まちの活性化や賑わい創出とは異なるアプローチになるのではないだろうか。
私たちがどのようにコーヒーと接してきたのか、
またその中でカフェや喫茶店がどのような役割を果たし、
まちにどのような影響を与えてきたのかを知っていきたい。
そして、まちとコーヒーの関わり方、
これからのコーヒーの可能性を深く“抽出”していきたい。
おいしくコーヒーを淹れるように。
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