2008年度報告書

JCCAの活動成果

CALS/EC委員会(専門委員会を含む)

キーワード

CALS/EC、社会基盤情報標準化、CALS/EC推進本部、AP2008、電子納品、CAD、GIS

レポート

 各専門委員会の調査検討成果を基に、平成19年度の報告書をまとめた。平成19~21年度の第三次建設情報標準化推進三箇年計画の推進母体である社会基盤情報標準化委員会等に、引き続き委員派遣を行うとともに、平成18年度以降は中断されていた国土交通省CALS/EC推進本部の幹事会等に外部構成員として委員派遣を行った。また、平成14年度より実施しているCALS/ECに関する支部連絡会議を開催した。

1.企画・情報発信専門委員会:

 会員企業・所属社員への情報発信を目的として、専門委員会参加企業の電子納品に関する工夫について事例収集を行った。取り纏めた結果については、協会会員コーナーへ掲載した。また、平成19年度より行なっているフェーズをまたぐ情報共有のあり方に関して、本年度は活動の第二段階として、道路設計に着目して、情報利活用の実態調査を行った。
 これらの結果を含むCALS/EC委員会の活動成果等を踏まえ「CALS/EC情報コーナー」の掲示更新を行うとともに、協会が協賛する「CALS/EC MESSE 2009」への出展企画などを協会事務局と協働して実施した。

2.普及・改善専門委員会:

・電子納品WG:

電子納品要領(案)等の改定内容のまとめと課題の抽出、地方の電子納品の整理(都道府県、政令指定都市)、電子納品のあるべき姿の検討を行った。

・電子調達WG:

コリンズ・テクリス再構築を受けて、その内容の確認を行うとともに、JACICコリンズ・テクリスセンターに協会要望を申し入れた。また、入札情報サービス(統合PPI)への掲載状況や電子入札における入札説明書等の電子的提供状況について調査した。

3.CAD専門委員会:

 CALS/EC MESSE 2008にて発表した「市販チェックシステムの不具合に関する調査報告」を取り纏めて「CALS/EC情報コーナー」のページに掲載した。
 外部活動として、社会基盤情報標準化委員会の傘下の小委員会及びWGに委員を派遣し、協会としての意見を表明した。
 CAD製図基準(案)の改定に伴い、全国8箇所においてCADセミナー2008を開催した。参加者は合計421名となった。SXF Ver.3.0のデータを用いた実証実験を行い、測量図を借用する場合の問題点や、運用における課題等を整理し、セミナーに用いる資料とした。

4.データ連携専門委員会:

 前年度から継続して、GIS普及のためにAutocadMap、ArcGISおよびSISを用いて、データ活用編2回、初級編11回、中級編2回、実践編4回のGIS講習会を開催し、延べ260名の参加があった。これは、昨年度とほぼ同数であった。
 また、プロダクトモデルに関する調査とGISを防災に適用する手法について検討を行い、プロダクトモデルに関しては、企画・情報発信専門委員会のアンケートの中で、プロダクトモデルに関する意識調査を行い、ある程度の意識の向上が認められた。GISの防災への適用に関しては、いままでの調査結果および建設コンサルタントの活動に関してのイメージを作成して、ホームページに公開した。

 

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