論文募集コーナー
I. 応募要領
1. 論文テーマ
2025年度の懸賞論文(学生論文)は以下の2テーマから、どちらか1つを選択して応募してください。1つのテーマに複数の応募をした場合は失格とします。また、各テーマに1つずつの応募は可としますが、受賞対象は評価がより高い1編のみとします。
日本の市町村は地域活性化や災害に強いインフラ対策等、多くの課題を抱えています。また、SDGsやグリーンインフラ、脱炭素等、社会全体で抱えている課題も山積みです。もし、あなたがまちの市長になったら、そのまちでどのような課題に臨み、どのようにして解決へと導けるでしょうか。
実際の市区町村を対象として設定し、特定の課題とビジョンを掲げた上で、その実現のための具体的な対策と効果について、実現可能性を踏まえ、その地域の特徴を活かした「まちづくりのアイデア」を提案してください。
【テーマ2】安全・安心を実現するための防災・減災対策とは?【安全・安心な暮らしのために】
日本は、その気象・地理等の条件から、毎年のように自然災害に見舞われており、令和6年も能登半島地震をはじめ、大雨や台風など、多くの災害が発生しました。また、気候変動がもたらす水害や土砂災害の頻発化・激甚化、さらには巨大地震の発生が懸念されており、自然災害への備えは重要性を増しています。
災害から生命、財産、暮らしや環境等を守るために、私たちは今何をし、次の世代に何を残すべきか・・・。
安全・安心な社会のために、社会資本整備(インフラ整備)・維持管理の観点から、どのような技術や制度が必要なのか、あなた独自のアイデアを具体的に提案してください。
2. 応募資格
以下①、②のいずれも満たすこと
① 賞状、副賞および参加賞等の郵送物を受領できる日本国内の住所を有する者
※ グループの場合には少なくとも1名が国内の住所を持っており、郵送物の宛先に指定ができること
② 応募締切日時点で以下のいずれかを満たす者
・大学(短期大学含む)の在学生(個人またはグループ)
・大学院の在学生(個人またはグループ)
・高等専門学校の在学生(個人またはグループ)
・高等学校の在学生(個人またはグループ)
※応募資格は学生に限定するため、応募の際には論文に学校名を記載してください。なお、学校名が確認できない場合は審査の対象外とします。
3. 執筆にあたっての留意事項
・論文執筆にあたっては、序論に論文の目的・問題がきちんと述べられており、これらに対応する形で本論・結論が述べられているようにしてください。
・以下のような内容にならないよう留意してください。
×他の書物や論文を要約しただけもの
×他人の説を評価なしに繰り返しただけのもの
×インターネットや書籍などから引用してこれらを並べただけのもの
×証拠立てられない私見だけのもの
×他人の業績を無断で使ったもの
①誤字脱字が無いか。
②図表を効果的に使い、理解しやすく読みやすい構成となっているか。
③事例や技術の列挙にとどまらず、独自のアイデアが盛り込まれているか。
④アイデアに対して、数値や住民アンケート等の客観的なデータに基づき検討できているか。
⑤アイデアの実現可能性を考慮・検討しているか。
⑥図表に通し番号が付いているか。引用は正しく記載されているか。
以下の構成は一例です。論文の内容に応じて必要な構成としてください。

4. 枚数制限および様式
・フォーマットに沿って作成し、PDF データで提出する。【フォーマット:Word】
・和文とし、ページの設定はA4縦版横書き、本文の文字のフォントサイズは10.5ptとする。
・本文は1頁40行×40字とし、表紙1頁、本文4頁または5頁、付録1頁、参考文献および引用の構成とする。(参考文献および引用は最終頁にまとめる。)
・図表や付録等補足資料がある場合、図表を含めて本文4頁または5頁とする。
・原稿形式の基準に沿わない場合は、減点対象となる。ただし、PDFデータ以外で提出した場合、表紙および本文の枚数が制限を超過または不足した場合、および和文でない場合は失格対象となる。
5. 応募締切
2025年9月30日(火)到着まで
6. 応募方法
・応募原稿の表紙部分に以下の応募者情報をご記入の上、論文原稿のファイルをメールに添付し、下記の応募先のアドレスまでE-mailにてご応募願います。
①選択した論文テーマ
②論文タイトル
③氏名、ふりがな
④大学・学校名、学部等所属
⑤郵便番号・住所(審査結果、賞状や参加賞等の発送先)
*グループで応募している場合は連絡窓口となる代表者の情報のみご記載ください。
*日本国内の住所をご記載ください。
*2026年3月以降審査結果や参加賞等の発送が行われます。住所が変わる場合には以下のお問い合わせ先にご連絡願います。
⑥連絡先(メールアドレスおよび電話番号)
*グループで応募している場合は連絡窓口となる代表者の情報のみご記載ください。
*ご応募後、ご卒業などによりご連絡ができなくなるケースがございます。2026年3月以降も利用を継続する予定の連絡先をご記載願います。
⑦この企画を何で知ったか(例:教授の紹介、先輩の紹介、建コン協会Webサイト募集ページ、公募サイト)
・原稿の受理確認のため、原稿が届き次第、記載された連絡先に協会よりご連絡致します。
・応募後、1週間を過ぎても連絡がない場合には、協会宛にお問い合せ願います。
7. その他の留意事項および著作権等
・他に発表した論文の転用はご遠慮願います。
・原稿は返却いたしません。
・著作権は作者に属しますが、将来、協会関係の出版物(書籍など)に掲載されることもありますのでご了承ください。
II. 審査
1. 審査方法
・建設コンサルタンツ協会広報事業専門委員会委員が論文を審査します。
2. 審査対象
・テーマの趣旨と合致していること
・指定の様式に則り、執筆枚数が基準内に収まっていること
3. 評価基準
・構成能力(文章構成、論理展開)【配点:25】
・発想力(アイデア、課題)【配点:60】
・表現能力(正確さ、文章表現、図表の使用)【配点:15】
III. 賞
最優秀賞 1点 賞状・副賞 30万円相当の商品券
優秀賞 1 ~ 2 点程度 賞状・副賞 10万円相当の商品券
特別賞 複数点 賞状・副賞 3万円相当の商品券
※最優秀賞および優秀賞受賞者は、協会総会(2026年5月予定)での表彰を予定しています。
※受賞者以外の審査対象者には参加者(3,000円相当の商品券)を送呈いたします。
※最優秀賞、優秀賞の副賞および参加賞は源泉徴収後の金額です。
IV. 発表等
・受賞者(最優秀賞、優秀賞、特別賞)には、2026年3月末日までに通知します。
・審査結果は2026年4月に協会ホームページおよび協会誌”Consultant”で公表します。
・電話・メールも含め、審査結果のお問い合せには回答できません。
・昨年度の受賞論文は、当ホームページに掲載してありますので参照してください。