生物多様性の保全
〜いろいろいるから生命がつながる〜

生物多様性の保全は、国際条約があるなど、
今や地球温暖化問題などと並ぶ重要な環境問題となっている。
これを保全することによって、
私たち人類の持続可能性が確保されるらしい。

種を絶滅させてはいけないというのは、
倫理的な問題として理解することはできるが、
どうやらそういうことだけではなく、
生物資源として保全することが大事ということのようだ。
つまり、自然環境の保全とイコールではないのだ。

そもそも、
なぜ種を絶滅させてはいけないのだろうか。
私たちの生活が直接脅かされる感覚を持ちづらい生物多様性の保全は、
環境問題としてわかりにくい。

まずは、生物多様性の保全のことを知りたい。
なぜ生物多様性の保全が必要なのか。
私たちの生活とどのように関わっているのだろうか。
そして、生物多様性を保全することで、
どんないいことがあるのかを知りたい。

土木技術者に求められるもの／松本正毅