集中豪雨(平成11年6月30日)

JCCAの活動成果

集中豪雨(平成11年6月30日)

災害種別・名称

洪水
集中豪雨(平成11年6月30日)

体験場所・内容

自宅(木造二階建て)
床上浸水

体験者の専門分野

測量技術者

被災時の状況

  • 梅雨前線の活動による大雨は、6月29日午前9時からの24時間通算雨量が134.5ミリとなり、特に30日午前4時から5時までの時間雨量は、38.5ミリであった。
  • 防災無線で村内の他地区で豪雨被害を知る。(午前5時50分頃)
  • 自宅西側のカラ谷を見ると、茶色に濁り流木や土石がかなりの勢いで流れており、土石の音もすごく、水位は上昇し堤防を越す寸前であった。(普段の水位は2㎝程である)
  • 私は、家族を起こし、寝たきりの父親を1階より2階に移動させ、自動車を安全な場所に移動した。
  • 自宅南西のカラ谷にかかる村道橋(ボックカルバート)が流木、土石等で堰き止められ、土石流は自宅に向かって流れだした。(午前6時5分頃)
  • 自宅の敷地は川となり、一瞬にして水位が1mぐらいまで達し、わずか5m先の村道にも出ることができなかった。
  • 土石流は、車庫のシャッター及び玄関をその圧力で壊して、家に流れ込んだ。

 

被災直後の状況

  • 寝たきりの父親を含む家族5人は、近所の人、消防団の人たちの助けにより、無事安全な場所へ避難できた。
  • 土石流は、床上30㎝まで達し、石や泥は一階部分の全てを覆いつくし、家電製品等は一切使用出来なくなった。
  • 土石流は周囲の村道を川のごとく流れたため、車の進入もできない状況であった。
  • 水が引いた後は、土石流が流れた谷の応急工事や、自宅では堆積した土石の除去、畳の敷き替え等多くの村民の協力を得て約1週間の時間を掛けてようやく家族を呼び戻すことができた。
  • 一部の床下は、2ヵ月程乾燥機を入れて土台部を乾かした。また、床下に流入した泥は除去できなかった。

 

教訓

  • 自宅は、村道や、カラ谷より約1m程低いところに位置するため、降雨のたびにカラ谷の出水状況を気にしなければならない。本災害は、早朝の明るい時間帯であったことからそれなりの対応はできたが、これが夜だったらと想像すると身の毛がよだつ思いである。
  • 本災害は、傍を流れるカラ谷に架かる村道橋(ボックスカルバート)と、谷の護岸形状の擦りつけ不具合による土石流の流れが阻害されたことが原因で自宅に土石流が流れ込んだもので、早速管轄土木事務所が擦りつけ部を修繕し水の流れをスムーズにしてくれたことで、昨今は多少安心している。設計者は、このような状況を想定した上の設計に心掛けてほしい。
  • 自宅は道路より低いことを常に意識し、一階の家電製品は台を設置してその上おいている。また、重要なものは、1階に置かないように心掛けている。

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