建設コンサルタントの倫理

JCCAの紹介と理念

建設コンサルタントの倫理

令和4年3月16日改定

常任理事会決議

 

 一般社団法人建設コンサルタンツ協会に所属する我々建設コンサルタントは、わが国及び海外において、社会の健全な発展の一翼を担うものとして、また、依頼者の目的を最も合理的に実現する立場にある者として、公益を損なうことのないよう誠実に対応することを宣言する。そして、専門家として次の行動をとることを建設コンサルタンツ協会の倫理綱領遵守の基本原則とする。

 

1)法令、社会規範及び契約の遵守

2)品位の保持

3)信用と信頼の保持

4)技術の向上と品質の確保

5)持続可能な社会の構築

1)法令、社会規範及び契約の遵守

・法令を遵守し、不当な取引を排除し、公正かつ自由な競争を堅持する。

・技術成果の権利を正当に帰属させ、他人の権利を尊重する。

・依頼者の秘密と正当な利益を守り、契約の完全履行に努める。

2)品位の保持

・広く社会から信頼され尊敬される専門家となるため、人間性や道徳観の向上を図る。

・常に客観的な事実根拠に基づくことを前提とし、他の専門家の技術成果を尊重する。

3)信用と信頼の保持

・協会や学会の活動にとどまらず、市民団体等にも積極的に参加するなどし、専門家として広く社会に貢献する。

・依頼者からの要請に対し、専門家として適正な技術力、注意力をもって、独立した立場で真実に即し、誠実に業務を遂行する。

・依頼者との信頼関係のもとで、公正な分析と判断を行い、社会及び依頼者の健全で適正な利益を保護する。

・利害関係が生ずる場面においては、独立した立場を堅持し、信念と誠実さをもって解決を図る。

・依頼者の目的を理解し、科学的論理性に基づく正確で的確な技術情報を提供する。

4)技術の向上と品質の確保

・自らの専門とする技術領域において高い品質レベルのサービスを提供する。

・提供するサービスの価値を高めるため、専門家としての技術力の研鑽に努める。

・後進の指導育成に励み、自己の専門とする技術分野の持続・発展に努める。

5)持続可能な社会の構築

・専門的知見と経験に基づき、公共的な課題を解決し、社会の持続的な発展に貢献する。

・人々の安全や安心に対する責任を自覚し、業務を通じて自然環境の保全と活用、社会環境の改善に努める。

・業務の履行にあたっては、地域社会の文化や価値観に配慮する。

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