建設コンサルタントの現状

建設コンサルタントという仕事

(1)建設コンサルタント企業

(2)建設コンサルタントの事業量

(3)建設コンサルタンツ協会参加各社の現状

(4)建設コンサルタンツ協会各社の技術者数

(1) 建設コンサルタント企業

 国土交通省に登録している建設コンサルタントの企業数は平成16年3月時点で4,169社あり、平成8年度に比べ約44%増加しています。これを資本金規模別に登録企業数を見ますと、資本金2,000万円未満の企業が全体の約50%を占め、資本金5,000万円未満までを含めると約80%となり、中小規模の企業が非常に多いのが特徴です。

登録企業数及び協会会員数

登録企業数及び協会会員数 グラフ

(2) 建設コンサルタントの事業量

 国内公共事業に関する建設コンサルタント業務の契約金額(50社)は、最近の国、地方の公共事業費の削減により平成8年度の4,195億円をピークに減少し、平成16年度は平成8年度から約29%減少しています。(社)建設コンサルタンツ協会(以下、当協会)会員の売上高は、平成9年度の1兆1,126億円(473社)をピークとして、平成15年度(507社)は平成9年度から約25%減少しており、建設コンサルタントにとって厳しい状況が続いています。

建設コンサルタントの契約金額
建設コンサルタントの契約金額 グラフ
建設関連業等の動態調査(50社) 国土交通省 建設経済局

(3) 建設コンサルタンツ協会参加各社の現状

 当協会会員企業の売上高経常利益率は、平成8年度までは5%台でしたが、平成9年度及び11年度は4%台、平成10年度及び平成12~15年度は3%台に減少しています。こうした厳しい受注環境の中においても、防災、街づくりなどの専門家として社会資本の維持に全力を挙げております。建設コンサルタントの業務は、多岐にわたっておりますが、部門別にみると道路部門と河川・砂防及び海岸部門が多く、この2部門で全体の約57%を占めています(平成15年度)。

建設コンサルタンツ協会各社の売上高
建設コンサルタンツ協会各社の売上高 グラフ
出典:(社)建設コンサルタンツ協会資料

 

建設コンサルタンツ協会各社の部門別業務(平成15年度実績)
建設コンサルタンツ協会各社の部門別業務(平成15年度実績) グラフ
出典:建設コンサルタント関連5団体の受注調査資料

(4) 建設コンサルタンツ協会各社の技術者数

 当協会会員企業は、業務の高度化、社会状況の変化に対応した技術への取組など、新たな技術者像の創造に向け努力しております。一社当たり技術者数は約86人/社で、年により変動はありますが近年減少傾向にあります。

 建設コンサルタント業務に関係の深い技術者資格は、技術士とRCCM(Registered Civil Engineering Consulting Manager)があります。国家資格である技術士の数は、一社当たり平成15年度末28人/社で、一社当たり技術者の約33%を占め、高品質な成果品を提供するために全体的に増加傾向にあります。

建設コンサルタントの技術者数と技術士数(一社あたり)
建設コンサルタントの技術者数と技術士数(一社あたり) グラフ
※各年度の会員数は年度末(3月31日)の数値
※技術者総数および技術士数は、「役員・委員会名簿」による資料にて算定